【独自】草津温泉で一時騒然「湯畑」で車が坂の上から突然バック 街灯なぎ倒し店に激突「振動で店内が揺れた」

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日本屈指の温泉地「草津温泉」。
その中心で、人通りも多い「湯畑」の脇を走る車が突然、坂の上から猛スピードでバック。一時騒然となりました。
一体何が起きたのでしょうか。「めざまし8」は現地を取材しました。
2月19日、日曜日の午後5時過ぎ。
多くの観光客がいる中で、湯気が立ちのぼる草津名物「湯畑」を映したライブカメラが、その瞬間を捉えていました。
画面右側からやって来た1台の白い車。
観光客の横をゆっくりと進み、左側の坂道を上がっていきます。
すると、坂の途中でいったん停止。
次の瞬間、突然スピードを上げ、坂の下へとバック。一瞬で画面から消えてしまいました。よく見ると、バックライトが点灯しています。
車の後ろを歩いていた観光客たちは、とっさに回避して難を逃れましたが、画面左下では巻き込まれた人がいたのか、駆け寄る人たちの姿が確認できます。
一体、何が起きたのでしょうか。
23日、「めざまし8」は現場となった草津温泉へ向かいました。
事故が起きた日曜と同じ休日。多くの観光客が訪れていました。
車がバックした先にある薬局の店員を取材すると、見せてくれたのは、車がバックした後に撮影された写真。
車は街灯をなぎ倒しながら、店の入口に激突したといいます。
車が衝突した薬局の店員:最初にすごい振動があって、店のすぐ前にあった街灯に車がぶつかって店内が揺れたんです。びっくりして「あっ」と思ったら、店の玄関に2回目の「ドスン」という(音で)当たって。
ライブカメラの映像を見ると、衝突の瞬間、カメラも揺れているように見えます。事故から4日たった今も、現場の坂には車の一部と見られるガラスの破片が。
さらに、店の横にあった塀は壊され、端の部分は木がむき出しになっています。
もともと街灯があったのは、薬局から向かって右側。
しかし、事故直後の写真を見てみると、街灯は引きずられ、薬局に向かって左側に倒れていました。衝突の激しさを物語っています。
さらに、店の2階から撮影した写真には、救急車が駆けつけ、騒然とした様子も。
車が衝突した薬局の店員:しゃがんでいる方がいたので、接触した方がいたのかなと思ったんですけど。流血とか頭痛そうにしているとかはなかったと思う。
この事故でけがをした人もいたそうですが、大事には至らなかったといいます。
目の前で事故を目撃した人は…
事故の目撃者:ガーッていう感じで、結構なスピードで(車が坂を)下りていました。(路面凍結で)滑ったのかなと思ったんですけど、そんな天気ではなかった。
別の目撃者によると、車に乗っていたのは大学生風の男女4人組だったといいます。
なぜ車は、坂道を登る途中でいきなりバックしてしまったのでしょうか?
今回のケースで考えられる可能性を、交通事故鑑定人の中島博史氏はこう指摘します。
交通事故鑑定人 中島博史 氏:おそらくシフトレバーの位置や操作方法というのが、この車種の場合は、ハンドルから右にのびている横のレバーがギアチェンジになっています。下に下げると前進、上に上げると後退という操作になっています。ただ、一般的な国産車だと(当該車種の)位置のほぼ同じ位置にウィンカーのレバーがありまして、上に上げると左ウィンカーが出るという操作になっています。右のレバーを上に上げて、左ウィンカーを出したつもりで、後退に入ってしまって少しアクセルを踏んだ時に加速してしまったのだと思います。普段からこの車に乗っているわけではなくて、買い変えてからまだ日が浅いとか、そういう理由があるのではないかと思います。
(めざまし8 2月24日放送)

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