飲食店の相次ぐ猝堆嚢坩扠瓩納衛策「マイ箸」の動き 業界では袋入り箸と薬味の需要も急増

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飲食店に対する迷惑行為が止まらない。先日新たに発覚したのは、ラーメンチェーン「どうとんぼり神座」の店舗で若い男性客が割り箸を口に入れ、それをそのまま卓上の箸入れに戻す迷惑行為だ。動画の拡散に気付いた運営会社はすぐに「刑事民事の両面から厳正に対処してまいります」と表明。相次ぐ迷惑行為にネットでは「マイ箸を持参するしかないな」との声も多い。
大手回転ずしチェーン「スシロー」で若い男性客が備え付けのしょうゆボトルの注ぎ口をなめたり、レーンを流れるすしにつばをつけたりした動画がSNSで広まったのが1月末のこと。それ以来、ほかの飲食店でも迷惑行為の被害に遭っていたことが相次いで判明した。
18日には「どうとんぼり神座」店内で撮影したと思われる動画が拡散。誰もが手に取りうる、卓上の割り箸に対する迷惑行為だけにすぐに炎上した。SNSには「外食できんようになる」「お店の方! 必ず訴えましょう」と迷惑行為をした人物に対する怒りの声が渦巻いた。
運営会社は19日に声明を発表し、店舗や時期は明らかにしていないが、刑事民事で対処すると宣言。「再発防止策ならびにお客さまの安心と安全が回復されるまでは、箸や薬味等を袋入れにする事やお冷ポット等はお客様に少しばかりご不便をおかけしますがご要望の都度に提供する事を検討しております」と合わせて対応策も発表した。
同社は大阪府に本社があるラーメンチェーン。関西に店舗が多いが、東京都など関東にも進出している。20日に都内店舗を訪れたサラリーマンは「若者や外国人に人気で店内は混んでいました。あっさりした味が特徴です。卓上に箸はありませんでしたが、ラーメンが提供されるときに店員が箸の入った箱を取り出してくれて、そこから箸を受け取りました」と話した。
同社担当者によると、箸や薬味などを袋入りにするのは仕入れのめどが立ち次第、全国で行われるという。
もっとも想定外のことも起きている。「同じような動きをされるお店が多いようで、袋入りの在庫が少ない状況になっております」(担当者)。スシローが被害に遭った迷惑行為の一件に衝撃を受けた飲食業界の人たちが対策を考えた結果、袋入りの箸や薬味などの需要が急激に高まり品薄になっているというのだ。
一方でSNSでは客が爐△襪發劉瓩納衛をしようという意見もある。それはマイ箸だ。「外食するならマイ箸必須になりそう」「これからはマイ箸、マイ調味料を携帯する時代」「マイコップ、マイ箸、マイしょうゆ持ってかないかんな。お風呂セットみたいにカゴに入れて」などと対策が語られている。
マイ箸の持ち込みはどうか。「どうとんぼり神座」の担当者は「今のところお箸は店舗でご用意しております」と話しつつ、「マイ箸の持ち込みは可能です」とした。
一部の人による迷惑行為のせいで、どんな飲食店でもマイ箸が当たり前になってしまうのか。

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