政府は17日の閣議で、2022年に全国の警察が24の事件捜査で通信傍受を行い、計106人を逮捕したとの国会報告を決定した。
事件数は通信傍受法が施行された00年以降最多。傍受の対象はいずれも携帯電話だった。
内訳は覚醒剤取締法違反13件、銃刀法違反3件、組織的犯罪処罰法違反1件など。覚醒剤取締法違反では計94人を逮捕した。傍受回数は全体で1万9365回で、期間は延べ1066日間だった。これとは別に、20年と21年に行った通信傍受で、22年に計57人を逮捕した。法務省は事件の詳細を公表していない。