“カスハラ”男 非常ベル2回鳴らし ホテルのフロント呼びつけ逮捕 パトカー・消防車“出動”騒ぎに 東京・蒲田

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東京・大田区のホテルで、わざと火災報知器のボタンを押して、従業員らの業務を妨害した疑いで、常連客の男が逮捕された。男は、これまでも、度々、ホテル側とトラブルになっていた、いわゆる”カスハラ”男だった。
職業不詳の久永小太郎容疑者(36)は、今月15日夜、大田区蒲田のビジネスホテルで、火災報知器のボタン式スイッチを押して、警報器を作動させ、従業員の業務を妨害した疑いがもたれている。
住所不定の久永容疑者は、ホテル暮らしをしているという。かなりの頻度で、現場のホテルを利用する常連客だった。しかし、ホテル側に、様々な要求をしたり、難題を吹っかけてきて、これまでにもトラブルになっていたとのこと。いわゆる”カスハラ”男だった。
事件当日の午後8時21分に、久永容疑者は、火災報知器のボタンを押したという。ホテル側は、久永容疑者の”仕業”と判断し、非常ベルを止めて、「宿泊客が火災報知器を押した」と110番したとのこと。
すると、6分後の午後8時27分に、久永容疑者が、再び、火災報知器を鳴らしたという。ところが、他の宿泊客の女性が、「火災報知器が鳴っています」と警視庁に通報。その通報が、東京消防庁に転送されたことから、パトカーや消防車まで出動する騒ぎとなった。
警視庁蒲田署は、防犯カメラの映像解析を行うなどして、久永容疑者が、火災報知器のボタンを押したことを確認。翌日、偽計業務妨害の疑いで、通常逮捕した。本人の供述によると、当時、宿泊していた部屋からフロントに、何度か電話をしたものの応答がなかったそうだ。
調べに対して久永容疑者は、「火災報知器を押して非常ベルが鳴れば、従業員が来ると思ってやりました。しかし、従業員が来なかったので、もう一度、火災報知器のボタンを押しました」と容疑を認めている。

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