大手自動車メーカーの偽のエアバッグを販売したとして逮捕された中古車販売店の男4人について、警視庁が関税法違反の疑いで再逮捕する方針を固めたことがわかりました。
群馬県の中古車販売店のイスラール・ミアン・アリ容疑者ら4人は先月、「トヨタ」など大手自動車メーカーの偽のエンブレムがつけられたエアバッグを販売したとして逮捕されました。
その後の捜査関係者への取材で、警視庁がイスラール容疑者らを去年11月、偽のエアバッグ12個をアメリカに輸出しようとしたとして、きょうにも関税法違反の疑いで再逮捕する方針を固めたことがわかりました。
去年5月に経済安全保障推進法が公布され、税関や警察などが輸出の取締りを強化していたところ税関職員が偽のエアバッグを発見したということです。
商標権などを侵害した商品を輸出しようとしたとして摘発されるのは全国初です。