山口県教育委員会は15日、山口市内の県立高生徒に暴言を吐いたとして、同高の女性教諭を指導していたと明らかにした。
県教委や同高によると、教諭は昨年11月、3年生のクラスで包丁を使う調理実習中、生徒たちが騒がしいと思い、「刺すぞ」と発言した。生徒から話を聞いた他の教員らが校長に報告。教諭は事実と認め、教諭と校長が教室で生徒全員に謝罪した。他クラスでの暴言などは確認されていないという。
県教委は事実を確認後、懲戒処分にはあたらないと判断し、公表はしなかった。県教委の担当者は「教諭が不適切な言動をしたことは、大変申し訳ない」と話した。