森の中や自社オフィスで……整備士派遣ベンチャー「Seibii」社長が自らの性行為動画を販売していた

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自動車整備士の出張サービスを手掛けるベンチャー企業「Seibii」の代表取締役CEO佐川悠氏(37)が、違法の疑いがある自らの性行為の動画を販売していたことが「週刊文春」の取材でわかった。
【画像】佐川氏が投稿していた大量の性行為動画
Seibii社代表取締役CEOの佐川悠氏(SNSより)
Seibiiはネットで修理の依頼をすると近くの整備士が自宅や外出先まで駆けつけるサービスを提供。同社に登録する整備士は全国に400名以上おり、起業から3年で売上高は約2億4000万円(2021年12月期)に達している。
「自動車整備士は国家資格にも関わらず低賃金。それに対して同社は工場などの設備を持たず、その分のコストを整備士に報酬として還元し、業界平均水準の2倍以上となる時給3000円を実現している。整備士不足を打開する革命的なサービスとうたっています」(自動車業雑誌記者)
同社を創業したのが佐川氏だ。慶応大経済学部を卒業後、三井物産に入社。金属資源やリサイクルビジネス、自動車リビルト部品製造事業を担当し、南アフリカ駐在も経験。2019年1月に退職し、現在のSeibii社を設立した。
Seibii社は「週刊東洋経済」(2021年9月4日号)で「すごいベンチャー100」に選出されており、佐川氏のメディアへの露出も多い。Seibii社のサービス内容を紹介した今年1月26日の朝日新聞朝刊では「ネット販売が進み、出張整備が当たり前の時代がくる。整備士の働き方とサービスの質を上げることに貢献したい」と語っている。2022年12月9日には「Nスタ」(TBS系)に出演し、業界の問題点を訴えていた。ラジオ日本の「#メカラジ」でパーソナリティをしていたこともあり、業界の任意団体「出張自動車整備推進協会」の会長も務めている。
そんな佐川氏はSNS「my fans(マイファンズ)」とアダルト動画サイト「Pornhub(ポルノハブ)」に自らが出演する性行為の動画を投稿し、販売していた。撮影場所は森の中や雑居ビルの屋上、プリクラ機の中など。さらには夜中の自社オフィスに女性を呼び出し、社員が働くスペースと非常階段でも性行為に及んでいた。 ただ、佐川氏の動画には問題がある。マイファンズの佐川氏のページでは〈日本の法律に基づき局部はモザイク処理してあります〉と注釈が入れられているが、実際に販売されていた動画を確認すると所々モザイク処理がされておらず、性器が露わになっているシーンが見られた(動画やアカウントは現在削除)。本人は「深く反省している」 性犯罪やインターネット犯罪に詳しい奥村徹弁護士が話す。「局部にモザイクがかかっていない動画はわいせつ電磁的記録公然陳列罪に該当し、2年以下の懲役または250万円以下の罰金、科料が科されます」 また、撮影場所も刑法に抵触する可能性があると指摘する。「公然わいせつは目撃者がいなくても、人の目につく可能性があれば成立します。山や森の中はフラッと人が入り込む可能性がある。雑居ビルの屋上はほかのビルから見える可能性があり、非常階段も外の歩行者から目撃されるおそれもある」 佐川氏に電話で問い合わせたところ、「週刊文春です」と名乗った途端、「あ、弁護士経由でお願いします。すみません」とだけ言い、電話は切れた。 佐川氏の代理人弁護士はこう回答した。「本人は全体として軽率な行動や至らない点があったと深く反省しています。ただ、詳細については他の方のプライバシーにも関わるのでお答えを差し控えさせていただきます。今後も弁護士を交えて適切に対応していく意向です」 現在配信中の「週刊文春 電子版」では、佐川氏の経歴や人物像、動画販売で得た収益の額、動画に出演していた女性との間に起きたトラブルの内容などについても報じている。(「週刊文春」編集部/週刊文春)
そんな佐川氏はSNS「my fans(マイファンズ)」とアダルト動画サイト「Pornhub(ポルノハブ)」に自らが出演する性行為の動画を投稿し、販売していた。撮影場所は森の中や雑居ビルの屋上、プリクラ機の中など。さらには夜中の自社オフィスに女性を呼び出し、社員が働くスペースと非常階段でも性行為に及んでいた。
ただ、佐川氏の動画には問題がある。マイファンズの佐川氏のページでは〈日本の法律に基づき局部はモザイク処理してあります〉と注釈が入れられているが、実際に販売されていた動画を確認すると所々モザイク処理がされておらず、性器が露わになっているシーンが見られた(動画やアカウントは現在削除)。
性犯罪やインターネット犯罪に詳しい奥村徹弁護士が話す。
「局部にモザイクがかかっていない動画はわいせつ電磁的記録公然陳列罪に該当し、2年以下の懲役または250万円以下の罰金、科料が科されます」
また、撮影場所も刑法に抵触する可能性があると指摘する。
「公然わいせつは目撃者がいなくても、人の目につく可能性があれば成立します。山や森の中はフラッと人が入り込む可能性がある。雑居ビルの屋上はほかのビルから見える可能性があり、非常階段も外の歩行者から目撃されるおそれもある」
佐川氏に電話で問い合わせたところ、「週刊文春です」と名乗った途端、「あ、弁護士経由でお願いします。すみません」とだけ言い、電話は切れた。 佐川氏の代理人弁護士はこう回答した。「本人は全体として軽率な行動や至らない点があったと深く反省しています。ただ、詳細については他の方のプライバシーにも関わるのでお答えを差し控えさせていただきます。今後も弁護士を交えて適切に対応していく意向です」 現在配信中の「週刊文春 電子版」では、佐川氏の経歴や人物像、動画販売で得た収益の額、動画に出演していた女性との間に起きたトラブルの内容などについても報じている。(「週刊文春」編集部/週刊文春)
佐川氏に電話で問い合わせたところ、「週刊文春です」と名乗った途端、「あ、弁護士経由でお願いします。すみません」とだけ言い、電話は切れた。
佐川氏の代理人弁護士はこう回答した。
「本人は全体として軽率な行動や至らない点があったと深く反省しています。ただ、詳細については他の方のプライバシーにも関わるのでお答えを差し控えさせていただきます。今後も弁護士を交えて適切に対応していく意向です」
現在配信中の「週刊文春 電子版」では、佐川氏の経歴や人物像、動画販売で得た収益の額、動画に出演していた女性との間に起きたトラブルの内容などについても報じている。
(「週刊文春」編集部/週刊文春)

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