コロナ禍のアウトドアで増加 とんでも猝堆嚢坩扠

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コロナ禍もあってアウトドアを楽しむ人が増えている一方で、迷惑行為も相次いでいる。なかには警察や消防への安易な通報も増えているようで…。
例えば世界遺産の富士山は老若男女、国籍を問わず、世界中から登山者が訪れる日本観光の聖地。しかし、迷惑行為は後を絶たない。アウトドア事情に詳しい関係者はこう話す。
「これは外国人登山客に多いのですが、山小屋も予約せずに軽装で登山した結果、途中で寒さに耐えかねてトイレに駆け込み、中から鍵をかけて暖を取り、そのまま寝てしまってほかの登山客がトイレを使えない事態が起きています。また、軽装の登山者は足をくじくなど負傷することが多く、山小屋への荷物運搬用のブルドーザーで負傷者を下山させる業務外の仕事で負担が増えている」
4日も富士登山中だった26歳のブラジル人が「足をひねって歩けない」と警察に通報。ブルドーザーが出動して男性を救助し、下山させる一幕もあった。
最近人気のキャンプでも、とんでも“迷惑行為”が増えている。4日には、静岡・伊豆市の山中でソロキャンプをしていた男性が「水がなくなったので助けてほしい」と119番通報したのを受けて、消防が男性を救出。男性は数日間のソロキャンプ予定だったが、持参した飲料水はわずか3リットルで、入山したその日のうちにすべて使い切ってしまったという。
前出の関係者は119番通報したソロキャンパーについて「水場のない山の中でのキャンプに、3リットルしか水を持参しないのは見通しが甘すぎる。加えて自力で山を降りずに助けを求めるとは、キャンプをする資格すらない」と厳しく指摘した。これとは別に、最近のキャンパーのなかには直火禁止の場所でファイアーディスクを使わず焚き火をしたり、自然分解しない炭を捨てていく人も増えているという。
アウトドアを楽しむのはいいが、最低限、他人に迷惑をかけないようにしたいものだ。

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