藤井、劣勢から意表突く一手 谷川十七世名人「狙い分からず」王将戦

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大阪府高槻市の温泉旅館「山水館」で指されている第72期ALSOK杯王将戦七番勝負の第2局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、高槻市など共催、ALSOK特別協賛、囲碁・将棋チャンネル、立飛ホールディングス、森永製菓協賛)は22日夕、終盤戦の佳境を迎え、やや劣勢とみられている藤井聡太王将(20)から意表を突く一手が繰り出された。羽生善治九段(52)の玉に迫る7八飛(78手目)が問題の一手で、35分の考慮時間が記録された。
藤井王将に勝利した羽生九段「最後は怖かった」 将棋には「大駒は離して打て」の格言があり、控室で検討されていたのは、羽生九段の守備駒から離れた9八飛の打ち込みだった。7八飛は羽生九段の守りの駒(6八銀)にぴったり張り付いた手。羽生九段に6九銀と打たれてはじかれる場所だけに意表を突く。 取材陣から藤井王将の狙いを尋ねられた立会の谷川浩司十七世名人は「9八飛と打つのとどう違うのか、私にもすぐには分かりません。一番の勝負どころで、終局後に(藤井王将に)一番聞いてみたい手です」と話した。【新土居仁昌】
将棋には「大駒は離して打て」の格言があり、控室で検討されていたのは、羽生九段の守備駒から離れた9八飛の打ち込みだった。7八飛は羽生九段の守りの駒(6八銀)にぴったり張り付いた手。羽生九段に6九銀と打たれてはじかれる場所だけに意表を突く。
取材陣から藤井王将の狙いを尋ねられた立会の谷川浩司十七世名人は「9八飛と打つのとどう違うのか、私にもすぐには分かりません。一番の勝負どころで、終局後に(藤井王将に)一番聞いてみたい手です」と話した。【新土居仁昌】

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