藤井聡太王将(20)に羽生善治九段(52)が挑戦する第72期ALSOK杯王将戦七番勝負の第2局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、大阪府高槻市など共催、ALSOK特別協賛、囲碁・将棋チャンネル、立飛ホールディングス、森永製菓協賛)が21日、高槻市で始まった。対局は午後に入り、藤井王将の陣内に飛車を打ち込むなど、羽生九段が積極的に攻める場面が相次ぎ、現地大盤解説会の場内は大いに盛りあがった。
異次元の一手、羽生「筋悪かった」 藤井「嫌な形」 副立会人を務める稲葉陽八段は「1日目はゆっくり進むかと思いましたが、いきなり激しくなりました。羽生九段がかなりアグレッシブに指していますね」と指摘。羽生九段が1四角(53手目)と着手した瞬間、稲葉八段が「おー、すごい」とつぶやき、「羽生九段の研究だとすれば恐ろしい」と反応した。 この日会場が最も沸いたのは、羽生九段の59手目の8二金だった。この手はAI(人工知能)が推奨していたが、稲葉八段が「これはさすがにないのでは」と話していた一手だった。着手直後、会場内からは「オオーッ」と、この日最大のどよめきが起き、稲葉八段と東和男八段は「異次元の手」「この場で考えた手ではないですね。研究していた手だと思います」と話していた。【武内亮】
副立会人を務める稲葉陽八段は「1日目はゆっくり進むかと思いましたが、いきなり激しくなりました。羽生九段がかなりアグレッシブに指していますね」と指摘。羽生九段が1四角(53手目)と着手した瞬間、稲葉八段が「おー、すごい」とつぶやき、「羽生九段の研究だとすれば恐ろしい」と反応した。
この日会場が最も沸いたのは、羽生九段の59手目の8二金だった。この手はAI(人工知能)が推奨していたが、稲葉八段が「これはさすがにないのでは」と話していた一手だった。着手直後、会場内からは「オオーッ」と、この日最大のどよめきが起き、稲葉八段と東和男八段は「異次元の手」「この場で考えた手ではないですね。研究していた手だと思います」と話していた。【武内亮】