高齢女性から現金をだまし取ったとして特殊詐欺グループの指示役の男が逮捕されました。男は軽度の知的障害のある少年をグループに勧誘していたということです。
東京・江東区の職業不詳・別府将光容疑者(21)はおととし、仲間と共謀し、埼玉県の高齢女性(76)に息子を装ってウソの電話をかけ、200万円をだまし取った疑いがもたれています。
警視庁によりますと、別府容疑者は特殊詐欺グループの指示役で、既に逮捕された軽度の知的障害のある少年をグループに勧誘して金の受け取り役をさせていました。
さらに少年は同じく軽度の知的障害のある友人3人をグループに勧誘していたということです。
警視庁は別府容疑者が他の特殊詐欺事件にも関与し、被害総額はおよそ1500万円にのぼるとみています。