さいたま市の踏切で、JAF職員の容疑者が、後ろにいる車両を踏切内にとどまらせて運転手の男性を殺害しようとしたとして、19日に逮捕された殺人未遂事件。踏切内に取り残されたら、どうすればいいのか? バンキシャ!は、遮断機と車を使って検証しました。【真相報道バンキシャ!】■故意に踏切内にとどまらせ殺害しようとしたか21日、バンキシャ!はさいたま市のある住宅を訪ねた。庭を通って裏側に案内してもらうと、目の前を列車が走り抜けた。その奥に見える踏切で、18日、事件は起きた。
踏切内に残された車に列車が衝突し、車の左後部は、激しく損傷していた。この車を故意に踏切内にとどまらせ、運転手の男性を殺害しようとした疑いで、警察は、JAF職員の加藤研一容疑者(52)を逮捕。事件直前の防犯カメラ映像を見ると、前を走るのが加藤容疑者の車、その後ろに被害者の車。ほかの映像を見ても車間距離は短いように見える。警察によると、加藤容疑者の車は、踏切を渡ったところで停止。本来、進路がふさがれている場合は、踏切内への進入は禁止されているが、被害者の車は続けて入ったとみられている。すると加藤容疑者は車を降り、被害者のもとへ。車の運転に腹を立て、注意をしたという。そこに、踏切の警報音が──。加藤容疑者は車へ戻り、遮断機が下りたあと、その場を離れたという。被害者は、車の外に出て、ルーフボックスに引っかかった遮断機を外そうとしたが、間に合わず、車は列車と衝突したとみられている。■踏切下りてから列車来るまでの時間は…現場で計測遮断機が下りきってから列車が踏切に進入するまで、どれくらいの時間があったのか、計ってみた。踏切が鳴り始め……。バンキシャ!「遮断機が、下りきりました」ここから計測を開始し、列車が踏切に来るまで…26秒。複数回、計測してみたが、列車が来るまでいずれも30秒前後だった。国土交通省によると、遮断機が下りきってから列車の到達まで、15秒以上は必要で、標準は20秒とされている。■踏切内に残されたらどうする?では、もし踏切内に取り残されてしまったら、どう脱出すればいいのか。バンキシャ!は、鉄道工学の専門家立ち会いのもと、建設会社の研修施設で検証した。事件現場と同じ2本の線路と遮断機がある踏切で、車を踏切内に停止させる。そして遮断機を下ろし、取り残された状態を再現した。注目したのは、遮断機の棒。バンキシャ!「こちら、先端の方は簡単に持ち上がります。上下前後、簡単に動きますね。重さもそこまでありません」遮断機の棒は、簡単に動くことがわかった。工学院大学・高木亮教授/鉄道工学が専門「とにかく車で遮断かん(=遮断機の棒)を押して、(踏切内から)さっさと出るのが鉄則。(車から)降りてはいけない」.実際に遮断機の棒を車で押してみると──。バンキシャ!「あ、いま、遮断機の棒にぶつかりました。あ、(棒が車の屋根の上へ)滑るようにいきました。いきましたね。遮断機の棒、車を越えましたね」遮断機の棒は押され、そのまま車の上へ。車は、踏切の外へ脱出することができた。今回のようにルーフボックスなどに引っかかってしまった場合に、どのような行動をとればいいのか。工学院大学・高木亮教授/鉄道工学が専門「仮に引っかかったとしたら、折ってでも出た方がいいと思います。まずは人命を第一に、自動車を前に出して電車との衝突を避けていただく」また、エンジントラブルなどで車が動かなくなってしまった場合には、ためらわず非常ボタンを押すことが大切だという。(8月23日放送『真相報道バンキシャ!』より)
さいたま市の踏切で、JAF職員の容疑者が、後ろにいる車両を踏切内にとどまらせて運転手の男性を殺害しようとしたとして、19日に逮捕された殺人未遂事件。踏切内に取り残されたら、どうすればいいのか? バンキシャ!は、遮断機と車を使って検証しました。【真相報道バンキシャ!】
21日、バンキシャ!はさいたま市のある住宅を訪ねた。庭を通って裏側に案内してもらうと、目の前を列車が走り抜けた。その奥に見える踏切で、18日、事件は起きた。
踏切内に残された車に列車が衝突し、車の左後部は、激しく損傷していた。
この車を故意に踏切内にとどまらせ、運転手の男性を殺害しようとした疑いで、警察は、JAF職員の加藤研一容疑者(52)を逮捕。
事件直前の防犯カメラ映像を見ると、前を走るのが加藤容疑者の車、その後ろに被害者の車。ほかの映像を見ても車間距離は短いように見える。
警察によると、加藤容疑者の車は、踏切を渡ったところで停止。本来、進路がふさがれている場合は、踏切内への進入は禁止されているが、被害者の車は続けて入ったとみられている。
すると加藤容疑者は車を降り、被害者のもとへ。車の運転に腹を立て、注意をしたという。
そこに、踏切の警報音が──。
加藤容疑者は車へ戻り、遮断機が下りたあと、その場を離れたという。被害者は、車の外に出て、ルーフボックスに引っかかった遮断機を外そうとしたが、間に合わず、車は列車と衝突したとみられている。
遮断機が下りきってから列車が踏切に進入するまで、どれくらいの時間があったのか、計ってみた。
踏切が鳴り始め……。
バンキシャ!「遮断機が、下りきりました」
ここから計測を開始し、列車が踏切に来るまで…26秒。複数回、計測してみたが、列車が来るまでいずれも30秒前後だった。
国土交通省によると、遮断機が下りきってから列車の到達まで、15秒以上は必要で、標準は20秒とされている。
では、もし踏切内に取り残されてしまったら、どう脱出すればいいのか。バンキシャ!は、鉄道工学の専門家立ち会いのもと、建設会社の研修施設で検証した。
事件現場と同じ2本の線路と遮断機がある踏切で、車を踏切内に停止させる。そして遮断機を下ろし、取り残された状態を再現した。
注目したのは、遮断機の棒。
バンキシャ!「こちら、先端の方は簡単に持ち上がります。上下前後、簡単に動きますね。重さもそこまでありません」
遮断機の棒は、簡単に動くことがわかった。
工学院大学・高木亮教授/鉄道工学が専門「とにかく車で遮断かん(=遮断機の棒)を押して、(踏切内から)さっさと出るのが鉄則。(車から)降りてはいけない」
実際に遮断機の棒を車で押してみると──。
バンキシャ!「あ、いま、遮断機の棒にぶつかりました。あ、(棒が車の屋根の上へ)滑るようにいきました。いきましたね。遮断機の棒、車を越えましたね」
遮断機の棒は押され、そのまま車の上へ。車は、踏切の外へ脱出することができた。
今回のようにルーフボックスなどに引っかかってしまった場合に、どのような行動をとればいいのか。
工学院大学・高木亮教授/鉄道工学が専門「仮に引っかかったとしたら、折ってでも出た方がいいと思います。まずは人命を第一に、自動車を前に出して電車との衝突を避けていただく」
また、エンジントラブルなどで車が動かなくなってしまった場合には、ためらわず非常ボタンを押すことが大切だという。