【岡野 あつこ】37歳妻が年末に激怒…帰省中の「義父母のストレス」を倍増させた、夫の「最悪の行動」

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年末年始にかけて、多くの人の頭を悩ませているのが「義実家への帰省問題」。夫の実家への帰省がきっかけとなって、「あなただけでどうぞ」と妻に言い渡され、単身で帰省しているというパターンも急増中しています。
奥村健太さん(39歳・仮名・会社員)もその一人。毎年の年末に家族で実家へ帰省していたのですが、両親のデリカシーがない発言に妻の我慢も限界に達し、「もう無理。悪いけれど、次からはひとりで行ってもらえる? 私は年末からずっと子どもをつれて自分の実家に帰るから」と言い渡されてしまいました。
しかし【前編】『「母乳をあげないから孫が小さいんだよ」37歳妻が絶句…帰省で目にした義父母の「ヤバすぎる言動」』の最後でも触れたように、両親の言動だけでなく健太さんにも原因があります。引き続き、詳しく説明していきましょう。
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夫側の「間違った思い込み」健太さん夫婦がじっくり話し合ってみたところ、義両親のデリカシーのない言動もさることながら、すべての原因は夫である健太さんの「間違った思い込み」にあることがわかったのだといいます。「僕としては一年に一度しか会えない両親だから、そんな時こそ父や母の顔を立てるべきだと思っていたんです。でも、そこが妻には気に入らないことだったし、結果的に彼女を傷つけてしまっていたようです」たとえば、「健太は、このくらい濃い味つけが好きなのよね」と息子の好みを嫁に伝えようとした義母に向かって健太さんは「そうなんだよ。僕もいつも家では『もっと母さんみたいに味つけを濃くしてよ』とお願いしているのに、ヨメがぜんぜん聞き入れてくれないんだよ」と言ったそうです。健太さんは母親の手料理をほめようとしての発言でしたが、妻にとってはカチンとくるはず。「私は夫の健康を考えて、あえて薄味にする工夫をしているのに、まるで料理下手の嫁のように扱われて、面白いはずがない」と妻が言うのも当たり前でしょう。ほかにも、息子夫婦の起床時間が遅いことを義両親から指摘された時も、健太さんは「でもおふくろと違って、ウチのヨメは休みの日はいつもこんな感じでダラダラしているのが普通だよ。なんなら僕が近所のファストフードにモーニングセットを買いに行かされることだってあるよ(笑)」と答えていたといいます。これも、妻にしてみれば「自分が早朝からゴルフの練習に行くのに、私まで付き合って早く起きる必要はないと思うんです。私だって仕事をしながら家事と育児をしているので、休みの日の朝くらい子どもたちが起きるまではゆっくり寝ていたいですし。練習が終わって帰りに朝ご飯を買って帰ってきてもらうのが、そんなにダメなことですか?」となるのでした。 自宅に来てもらったが…そんなふうに夫婦間でじっくり話し合い、お互いの思っていることを打ち明けた結果、「わかったよ。じゃあ、ためしに今年の年末年始は両親にウチに来てもらうことにしないか」と新たな提案をした健太さん。実家への帰省を妻が拒むなら、実家の両親を自宅に呼んで歓待しよう、と考えたのでした。その時点では、妻もその案に賛成したといいます。ところが、いざ次の年末が終わってみると、「やっぱりお義父さんとお義母さんと長く一緒に過ごすのは難しいと思う。申し訳ないけれど、来年からはあなただけで帰省してくれない?」と、健太さんは妻からの最終結論をつきつけられてしまったのでした。ちなみに、義両親が自宅を訪れた際に妻が「これは耐えられない」と感じた理由として、こんなこともありました。ひとつは、義父による「トイレ問題」です。健太さんの妻いわく、「お義父さんくらいの世代の男性は、座って用を足す習慣が身についていないことが多い。お義父さんがトイレから出てくるたびに、便器の周りに飛び散った尿を拭き掃除しなくてはならないのは意外とストレスがたまるもの。かといって、お義父さんに『座ってしてください』とは伝えにくい」とのこと。Photo by iStock 義母に対しての不満は「冷蔵庫チェック問題」でした。健太さんの妻が言うには「『料理は手伝ってもらわなくて大丈夫です』とやんわり断ったにもかかわらず、ずけずけとキッチンに入ってきて意味もなく冷蔵庫を開けてくる。調味料の賞味期限や野菜の保存法について、『これじゃダメよ』『こうしたほうがいいわよ』などと細かくアドバイスをされるのにもイライラした」そうです。妻の不満を聞いて「ここまで来たら、ひとりで帰省するしかない」と感じた健太さん。折しも、次の年末年始からコロナ禍に突入してしまったため、それを理由に「二人に感染させてもいけないから、今年は帰らないからね」と帰省を延期しました。「ただ、その言い訳がいつまで通用するかわかりませんよね……」と、あくまでも弱含みな姿勢なのでした。気をつけたい帰省のポイント実家へ帰省する際、夫婦間の空気を険悪にしないために夫側が気をつけたいポイントは2つあります。ひとつは、「両方に“いい顔”をする」ということです。自分の親の前では親孝行の息子を、妻の前では愛妻家の夫を、それぞれ演じ分けるようにします。Photo by iStock たとえば、先ほどの料理のエピソードの場合なら、「健太は、このくらい濃い味つけが好きなのよね」と息子の好みを嫁に伝えようとした義母に対しては、「たまにこういう濃い味の料理を食べたくなるんだよ。でも、ヨメは僕の身体のことを考えて、薄味でも美味しい料理をつくってくれるからありがたいんだよね」というように、どちらも立てるコメントをするのがベスト。その後、個人的に「あの時はああ言うしかなかったけれど、本当はおふくろの料理が好きだな」「さっきのこと、気にしてる? でも、いつも僕のことを考えて料理をしてくれていることに感謝しかないよ」などと、親と妻それぞれに細やかなフォローができれば、親孝行も妻孝行も叶うので完璧でしょう。「きちんとねぎらう」ということも大切なポイントです。両親と妻、どちらにも”いい顔”をしたくても、慣れないうちはなかなか上手くいかないこともあります。そんな時でも、後からそれぞれをしっかりとねぎらうことで、「いつもありがとう」「ちゃんとわかっているからね」という気持ちは伝わるはず。両親には手書きのハガキや好物を送って感謝の気持ちを伝えてねぎらい、妻とは温泉旅行や食事に出かけることでねぎらうのもおすすめです。 この2つのポイントをおさえておけば、夫婦間のトラブルが起こりがちな帰省の問題もクリアでき、必要以上に気をつかうことなく快適に休暇を過ごせるはずです。※登場された方のプライバシーに配慮し、実際の事例を一部変更、再構成しています。
健太さん夫婦がじっくり話し合ってみたところ、義両親のデリカシーのない言動もさることながら、すべての原因は夫である健太さんの「間違った思い込み」にあることがわかったのだといいます。
「僕としては一年に一度しか会えない両親だから、そんな時こそ父や母の顔を立てるべきだと思っていたんです。でも、そこが妻には気に入らないことだったし、結果的に彼女を傷つけてしまっていたようです」
たとえば、「健太は、このくらい濃い味つけが好きなのよね」と息子の好みを嫁に伝えようとした義母に向かって健太さんは「そうなんだよ。僕もいつも家では『もっと母さんみたいに味つけを濃くしてよ』とお願いしているのに、ヨメがぜんぜん聞き入れてくれないんだよ」と言ったそうです。
健太さんは母親の手料理をほめようとしての発言でしたが、妻にとってはカチンとくるはず。「私は夫の健康を考えて、あえて薄味にする工夫をしているのに、まるで料理下手の嫁のように扱われて、面白いはずがない」と妻が言うのも当たり前でしょう。
ほかにも、息子夫婦の起床時間が遅いことを義両親から指摘された時も、健太さんは「でもおふくろと違って、ウチのヨメは休みの日はいつもこんな感じでダラダラしているのが普通だよ。なんなら僕が近所のファストフードにモーニングセットを買いに行かされることだってあるよ(笑)」と答えていたといいます。
これも、妻にしてみれば「自分が早朝からゴルフの練習に行くのに、私まで付き合って早く起きる必要はないと思うんです。私だって仕事をしながら家事と育児をしているので、休みの日の朝くらい子どもたちが起きるまではゆっくり寝ていたいですし。練習が終わって帰りに朝ご飯を買って帰ってきてもらうのが、そんなにダメなことですか?」となるのでした。
自宅に来てもらったが…そんなふうに夫婦間でじっくり話し合い、お互いの思っていることを打ち明けた結果、「わかったよ。じゃあ、ためしに今年の年末年始は両親にウチに来てもらうことにしないか」と新たな提案をした健太さん。実家への帰省を妻が拒むなら、実家の両親を自宅に呼んで歓待しよう、と考えたのでした。その時点では、妻もその案に賛成したといいます。ところが、いざ次の年末が終わってみると、「やっぱりお義父さんとお義母さんと長く一緒に過ごすのは難しいと思う。申し訳ないけれど、来年からはあなただけで帰省してくれない?」と、健太さんは妻からの最終結論をつきつけられてしまったのでした。ちなみに、義両親が自宅を訪れた際に妻が「これは耐えられない」と感じた理由として、こんなこともありました。ひとつは、義父による「トイレ問題」です。健太さんの妻いわく、「お義父さんくらいの世代の男性は、座って用を足す習慣が身についていないことが多い。お義父さんがトイレから出てくるたびに、便器の周りに飛び散った尿を拭き掃除しなくてはならないのは意外とストレスがたまるもの。かといって、お義父さんに『座ってしてください』とは伝えにくい」とのこと。Photo by iStock 義母に対しての不満は「冷蔵庫チェック問題」でした。健太さんの妻が言うには「『料理は手伝ってもらわなくて大丈夫です』とやんわり断ったにもかかわらず、ずけずけとキッチンに入ってきて意味もなく冷蔵庫を開けてくる。調味料の賞味期限や野菜の保存法について、『これじゃダメよ』『こうしたほうがいいわよ』などと細かくアドバイスをされるのにもイライラした」そうです。妻の不満を聞いて「ここまで来たら、ひとりで帰省するしかない」と感じた健太さん。折しも、次の年末年始からコロナ禍に突入してしまったため、それを理由に「二人に感染させてもいけないから、今年は帰らないからね」と帰省を延期しました。「ただ、その言い訳がいつまで通用するかわかりませんよね……」と、あくまでも弱含みな姿勢なのでした。気をつけたい帰省のポイント実家へ帰省する際、夫婦間の空気を険悪にしないために夫側が気をつけたいポイントは2つあります。ひとつは、「両方に“いい顔”をする」ということです。自分の親の前では親孝行の息子を、妻の前では愛妻家の夫を、それぞれ演じ分けるようにします。Photo by iStock たとえば、先ほどの料理のエピソードの場合なら、「健太は、このくらい濃い味つけが好きなのよね」と息子の好みを嫁に伝えようとした義母に対しては、「たまにこういう濃い味の料理を食べたくなるんだよ。でも、ヨメは僕の身体のことを考えて、薄味でも美味しい料理をつくってくれるからありがたいんだよね」というように、どちらも立てるコメントをするのがベスト。その後、個人的に「あの時はああ言うしかなかったけれど、本当はおふくろの料理が好きだな」「さっきのこと、気にしてる? でも、いつも僕のことを考えて料理をしてくれていることに感謝しかないよ」などと、親と妻それぞれに細やかなフォローができれば、親孝行も妻孝行も叶うので完璧でしょう。「きちんとねぎらう」ということも大切なポイントです。両親と妻、どちらにも”いい顔”をしたくても、慣れないうちはなかなか上手くいかないこともあります。そんな時でも、後からそれぞれをしっかりとねぎらうことで、「いつもありがとう」「ちゃんとわかっているからね」という気持ちは伝わるはず。両親には手書きのハガキや好物を送って感謝の気持ちを伝えてねぎらい、妻とは温泉旅行や食事に出かけることでねぎらうのもおすすめです。 この2つのポイントをおさえておけば、夫婦間のトラブルが起こりがちな帰省の問題もクリアでき、必要以上に気をつかうことなく快適に休暇を過ごせるはずです。※登場された方のプライバシーに配慮し、実際の事例を一部変更、再構成しています。
そんなふうに夫婦間でじっくり話し合い、お互いの思っていることを打ち明けた結果、「わかったよ。じゃあ、ためしに今年の年末年始は両親にウチに来てもらうことにしないか」と新たな提案をした健太さん。実家への帰省を妻が拒むなら、実家の両親を自宅に呼んで歓待しよう、と考えたのでした。その時点では、妻もその案に賛成したといいます。
ところが、いざ次の年末が終わってみると、「やっぱりお義父さんとお義母さんと長く一緒に過ごすのは難しいと思う。申し訳ないけれど、来年からはあなただけで帰省してくれない?」と、健太さんは妻からの最終結論をつきつけられてしまったのでした。
ちなみに、義両親が自宅を訪れた際に妻が「これは耐えられない」と感じた理由として、こんなこともありました。
ひとつは、義父による「トイレ問題」です。健太さんの妻いわく、「お義父さんくらいの世代の男性は、座って用を足す習慣が身についていないことが多い。お義父さんがトイレから出てくるたびに、便器の周りに飛び散った尿を拭き掃除しなくてはならないのは意外とストレスがたまるもの。かといって、お義父さんに『座ってしてください』とは伝えにくい」とのこと。
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義母に対しての不満は「冷蔵庫チェック問題」でした。健太さんの妻が言うには「『料理は手伝ってもらわなくて大丈夫です』とやんわり断ったにもかかわらず、ずけずけとキッチンに入ってきて意味もなく冷蔵庫を開けてくる。調味料の賞味期限や野菜の保存法について、『これじゃダメよ』『こうしたほうがいいわよ』などと細かくアドバイスをされるのにもイライラした」そうです。妻の不満を聞いて「ここまで来たら、ひとりで帰省するしかない」と感じた健太さん。折しも、次の年末年始からコロナ禍に突入してしまったため、それを理由に「二人に感染させてもいけないから、今年は帰らないからね」と帰省を延期しました。「ただ、その言い訳がいつまで通用するかわかりませんよね……」と、あくまでも弱含みな姿勢なのでした。気をつけたい帰省のポイント実家へ帰省する際、夫婦間の空気を険悪にしないために夫側が気をつけたいポイントは2つあります。ひとつは、「両方に“いい顔”をする」ということです。自分の親の前では親孝行の息子を、妻の前では愛妻家の夫を、それぞれ演じ分けるようにします。Photo by iStock たとえば、先ほどの料理のエピソードの場合なら、「健太は、このくらい濃い味つけが好きなのよね」と息子の好みを嫁に伝えようとした義母に対しては、「たまにこういう濃い味の料理を食べたくなるんだよ。でも、ヨメは僕の身体のことを考えて、薄味でも美味しい料理をつくってくれるからありがたいんだよね」というように、どちらも立てるコメントをするのがベスト。その後、個人的に「あの時はああ言うしかなかったけれど、本当はおふくろの料理が好きだな」「さっきのこと、気にしてる? でも、いつも僕のことを考えて料理をしてくれていることに感謝しかないよ」などと、親と妻それぞれに細やかなフォローができれば、親孝行も妻孝行も叶うので完璧でしょう。「きちんとねぎらう」ということも大切なポイントです。両親と妻、どちらにも”いい顔”をしたくても、慣れないうちはなかなか上手くいかないこともあります。そんな時でも、後からそれぞれをしっかりとねぎらうことで、「いつもありがとう」「ちゃんとわかっているからね」という気持ちは伝わるはず。両親には手書きのハガキや好物を送って感謝の気持ちを伝えてねぎらい、妻とは温泉旅行や食事に出かけることでねぎらうのもおすすめです。 この2つのポイントをおさえておけば、夫婦間のトラブルが起こりがちな帰省の問題もクリアでき、必要以上に気をつかうことなく快適に休暇を過ごせるはずです。※登場された方のプライバシーに配慮し、実際の事例を一部変更、再構成しています。
義母に対しての不満は「冷蔵庫チェック問題」でした。健太さんの妻が言うには「『料理は手伝ってもらわなくて大丈夫です』とやんわり断ったにもかかわらず、ずけずけとキッチンに入ってきて意味もなく冷蔵庫を開けてくる。調味料の賞味期限や野菜の保存法について、『これじゃダメよ』『こうしたほうがいいわよ』などと細かくアドバイスをされるのにもイライラした」そうです。
妻の不満を聞いて「ここまで来たら、ひとりで帰省するしかない」と感じた健太さん。折しも、次の年末年始からコロナ禍に突入してしまったため、それを理由に「二人に感染させてもいけないから、今年は帰らないからね」と帰省を延期しました。
「ただ、その言い訳がいつまで通用するかわかりませんよね……」と、あくまでも弱含みな姿勢なのでした。
実家へ帰省する際、夫婦間の空気を険悪にしないために夫側が気をつけたいポイントは2つあります。
ひとつは、「両方に“いい顔”をする」ということです。自分の親の前では親孝行の息子を、妻の前では愛妻家の夫を、それぞれ演じ分けるようにします。
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たとえば、先ほどの料理のエピソードの場合なら、「健太は、このくらい濃い味つけが好きなのよね」と息子の好みを嫁に伝えようとした義母に対しては、「たまにこういう濃い味の料理を食べたくなるんだよ。でも、ヨメは僕の身体のことを考えて、薄味でも美味しい料理をつくってくれるからありがたいんだよね」というように、どちらも立てるコメントをするのがベスト。その後、個人的に「あの時はああ言うしかなかったけれど、本当はおふくろの料理が好きだな」「さっきのこと、気にしてる? でも、いつも僕のことを考えて料理をしてくれていることに感謝しかないよ」などと、親と妻それぞれに細やかなフォローができれば、親孝行も妻孝行も叶うので完璧でしょう。「きちんとねぎらう」ということも大切なポイントです。両親と妻、どちらにも”いい顔”をしたくても、慣れないうちはなかなか上手くいかないこともあります。そんな時でも、後からそれぞれをしっかりとねぎらうことで、「いつもありがとう」「ちゃんとわかっているからね」という気持ちは伝わるはず。両親には手書きのハガキや好物を送って感謝の気持ちを伝えてねぎらい、妻とは温泉旅行や食事に出かけることでねぎらうのもおすすめです。 この2つのポイントをおさえておけば、夫婦間のトラブルが起こりがちな帰省の問題もクリアでき、必要以上に気をつかうことなく快適に休暇を過ごせるはずです。※登場された方のプライバシーに配慮し、実際の事例を一部変更、再構成しています。
たとえば、先ほどの料理のエピソードの場合なら、「健太は、このくらい濃い味つけが好きなのよね」と息子の好みを嫁に伝えようとした義母に対しては、「たまにこういう濃い味の料理を食べたくなるんだよ。でも、ヨメは僕の身体のことを考えて、薄味でも美味しい料理をつくってくれるからありがたいんだよね」というように、どちらも立てるコメントをするのがベスト。
その後、個人的に「あの時はああ言うしかなかったけれど、本当はおふくろの料理が好きだな」「さっきのこと、気にしてる? でも、いつも僕のことを考えて料理をしてくれていることに感謝しかないよ」などと、親と妻それぞれに細やかなフォローができれば、親孝行も妻孝行も叶うので完璧でしょう。
「きちんとねぎらう」ということも大切なポイントです。両親と妻、どちらにも”いい顔”をしたくても、慣れないうちはなかなか上手くいかないこともあります。
そんな時でも、後からそれぞれをしっかりとねぎらうことで、「いつもありがとう」「ちゃんとわかっているからね」という気持ちは伝わるはず。両親には手書きのハガキや好物を送って感謝の気持ちを伝えてねぎらい、妻とは温泉旅行や食事に出かけることでねぎらうのもおすすめです。
この2つのポイントをおさえておけば、夫婦間のトラブルが起こりがちな帰省の問題もクリアでき、必要以上に気をつかうことなく快適に休暇を過ごせるはずです。※登場された方のプライバシーに配慮し、実際の事例を一部変更、再構成しています。
この2つのポイントをおさえておけば、夫婦間のトラブルが起こりがちな帰省の問題もクリアでき、必要以上に気をつかうことなく快適に休暇を過ごせるはずです。
※登場された方のプライバシーに配慮し、実際の事例を一部変更、再構成しています。

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