誰が?何のために? 山梨の小学校の隣に鎮座する「巨大フルーツみつ豆缶」の謎を追う

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「フルーツみつ豆缶の廃墟」があった――そんな投稿がツイッター上で注目を集めた。
「廃墟」とは建物などの荒れ果てた跡のことを指す。「缶」には使わないのではないか?
そう思ったが、投稿は真実だった。
こちらは廃墟・樹海探検家でウェブサイト「廃墟Explorer」の管理人である栗原亨さんが2022年10月16日に自身のツイッターアカウント(@GSX1100SSSL)に投稿した写真。巨大な「フルーツみつ豆」の缶が映っている。
あまりの巨大さにツイッター上では、「はめ込み合成画像っぽいのに現実ってのが凄い」「ピクミンみたい! かわいい!」などと話題に。
周りは何もない空き地のように見えるが、何故こんなものが存在しているのだろうか。
投稿者・栗原さんによると、巨大なフルーツみつ豆の缶は、山梨・富士河口湖町の西浜小学校に隣接する敷地にあったという。
そこでJタウンネット記者が富士河口湖町学校教育課の職員を取材したところ、有力な情報を得た。
その「看板屋さん」は現在「エー・ピー・エス」という名前で、富士河口湖町の別の場所で営業している。同社創業者の娘さんに話を聞くことができた。
巨大なフルーツみつ豆の展示物が作られたのは30年ほど前のこと。円柱型の看板を作ることもできるとアピールするため、フルーツみつ豆を販売する国分(現在は国分グループ本社)から許諾を取って作り上げたという。
展示会の後は店の敷地に置かれ、今でもそのままになっているそうだ。
と創業者の娘さん。巨大フルーツみつ豆はいずれ解体する方針だという。

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