愛媛県で20年近くかけて開発された高級フルーツ「紅プリンセス」が、海外に流出した可能性が出ています。愛媛県知事も会見で憤りをあらわにしました。中国のネット通販サイトには、「紅プリンセス」と表記された商品がいくつも並んでいました。中国でどのように扱われているのでしょうか。■20年近くかけて開発 知事もPRに力とろけるような食感。そして、口いっぱいに広がるのは濃厚な甘み。“みかん県”愛媛が、20年近くかけて開発した「紅プリンセス」。地元のスーパーで、1個あたり500円ほどの高級かんきつです。
本格的な販売は去年から。知事もPRに力を入れています。愛媛県・中村時広知事(去年)「普段はこんな格好しません」司会「きょうは特別に」愛媛県・中村時広知事(去年)「紅プリンセスバージョンで、着るときにすごく恥ずかしかった」◇期待のニューヒロインは、都内のアンテナショップでも。山口陽彩(news every.取材班)「今の時期、果実の販売はないそうですが、紅プリンセスを使ったゼリーが販売されています。つぶつぶとした食感とさわやかな香りが、口いっぱいに広がります」■“海外への流出疑惑” 知事「正直に言って悔しい」“誰からも愛される存在に”。そんな思いが込められた「紅プリンセス」。しかし、「正直に言って悔しい」と知事が憤りをあらわにしたのは、“海外への流出疑惑”です。舞台は、中国。武藤将大記者(NNN上海)「苗木が1000円前後で売られている」「紅プリンセス」と表記された商品が、いくつも確認できました。海外からの視察を断るなど、流出には警戒していたという愛媛県。知的財産保護のための品種登録を中国に申請していますが、いまだ登録されていない状況が続いているといいます。◇国も対応へ。鈴木農水相(先週12日)「愛媛県と緊密に連携し、優良品種の海外流出の抑止に取り組む」農林水産省によりますと、「シャインマスカット」などおよそ50もの品種の種苗が、日本と同じ、または似た名前で中国や韓国で販売されていることが確認されているといいます。■苗木販売会社に電話 「(紅プリンセスで)間違いない」“中国で出回るはずがない”愛媛県の「紅プリンセス」。真相を確かめるため、私たちは苗木を入手。武藤将大記者(NNN上海)「苗木を販売している会社に電話してみようと思います」――これは本当に紅プリンセスですか?業者「そうです、間違いないです。この品種はあまり売れていないから、数年後には販売を終了する予定です」――最初の枝はどこに持ち込まれたかご存じですか?業者「愛媛シリーズは基本的に寧波市から入ってきたものです」■“法的差し止め”難しい現状…「紅プリンセス」の“親”育てる農家「これは絶対に金になると」私たちは、その寧波市へ。「紅プリンセス」の親である「紅まどんな」などを育てる農家を取材することができました。「紅まどんな」など育てる農家「食べてみたら『こんなにおいしいものは食べたことない』と、これは絶対に金になると思ったんです」「紅プリンセス」の両親「紅まどんな」と「甘平」は、中国での品種登録ができていないため、栽培を法的に差し止めることは難しいのが現状です。「紅まどんな」など育てる農家「優れていておいしいものを“輸入”するのに抵抗はありません。ただ栽培するだけです。中国人にもおいしいものを食べさせたいでしょう?」農林水産省は、日本の品種の海外流出や無断栽培について、監視・侵害対応などに取り組む専門性のある機関を、遅くとも8月までに立ち上げるとしています。
愛媛県で20年近くかけて開発された高級フルーツ「紅プリンセス」が、海外に流出した可能性が出ています。愛媛県知事も会見で憤りをあらわにしました。
中国のネット通販サイトには、「紅プリンセス」と表記された商品がいくつも並んでいました。中国でどのように扱われているのでしょうか。
とろけるような食感。そして、口いっぱいに広がるのは濃厚な甘み。“みかん県”愛媛が、20年近くかけて開発した「紅プリンセス」。地元のスーパーで、1個あたり500円ほどの高級かんきつです。
本格的な販売は去年から。知事もPRに力を入れています。
愛媛県・中村時広知事(去年)「普段はこんな格好しません」
司会「きょうは特別に」
愛媛県・中村時広知事(去年)「紅プリンセスバージョンで、着るときにすごく恥ずかしかった」
期待のニューヒロインは、都内のアンテナショップでも。
山口陽彩(news every.取材班)「今の時期、果実の販売はないそうですが、紅プリンセスを使ったゼリーが販売されています。つぶつぶとした食感とさわやかな香りが、口いっぱいに広がります」
“誰からも愛される存在に”。そんな思いが込められた「紅プリンセス」。しかし、「正直に言って悔しい」と知事が憤りをあらわにしたのは、“海外への流出疑惑”です。
舞台は、中国。
武藤将大記者(NNN上海)「苗木が1000円前後で売られている」
「紅プリンセス」と表記された商品が、いくつも確認できました。
海外からの視察を断るなど、流出には警戒していたという愛媛県。知的財産保護のための品種登録を中国に申請していますが、いまだ登録されていない状況が続いているといいます。
国も対応へ。
鈴木農水相(先週12日)「愛媛県と緊密に連携し、優良品種の海外流出の抑止に取り組む」
農林水産省によりますと、「シャインマスカット」などおよそ50もの品種の種苗が、日本と同じ、または似た名前で中国や韓国で販売されていることが確認されているといいます。
“中国で出回るはずがない”愛媛県の「紅プリンセス」。真相を確かめるため、私たちは苗木を入手。
武藤将大記者(NNN上海)「苗木を販売している会社に電話してみようと思います」
――これは本当に紅プリンセスですか?
業者「そうです、間違いないです。この品種はあまり売れていないから、数年後には販売を終了する予定です」
――最初の枝はどこに持ち込まれたかご存じですか?
業者「愛媛シリーズは基本的に寧波市から入ってきたものです」
私たちは、その寧波市へ。「紅プリンセス」の親である「紅まどんな」などを育てる農家を取材することができました。
「紅まどんな」など育てる農家「食べてみたら『こんなにおいしいものは食べたことない』と、これは絶対に金になると思ったんです」
「紅プリンセス」の両親「紅まどんな」と「甘平」は、中国での品種登録ができていないため、栽培を法的に差し止めることは難しいのが現状です。
「紅まどんな」など育てる農家「優れていておいしいものを“輸入”するのに抵抗はありません。ただ栽培するだけです。中国人にもおいしいものを食べさせたいでしょう?」