「里帰りは子どもが性被害に遭う機会が増えます」 親族の言動に注意「見せない、触らせない」「親に言おう」

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年末年始は、親族が集まって会食したり、それぞれの家族を連れて友達数人でホームパーティーをしたりする機会が増えます。久しぶりの団らんは楽しいものでしょうが、想像もしていなかったことが起こる可能性もはらんでいます。
【漫画】子どもに伝えておきたい、性教育とは。まずはココから漫画家・イラストレーターのヲポコ魚人系さん(@wopocco 以下ヲポコさん)は、Twitterで幼い子どもたちに降りかかる性被害についての警鐘を鳴らしました。

「義実家やら実家に里帰りする際に、親族(叔父、叔母、いとこなど)から性被害に遭う機会が増えます。四六時中子どもたちを見張ることが出来ないならば、子どもたちを集めて最初に「皆学校や幼稚園でプライベートパーツの話って聞いてる?身体の中に繋がる口、胸、下半身のことなんだけど、これはそれぞれがとても大切にしなければならない場所。誰かに見せたり触ったり触らせたりしてはいけないよ。もし誰かに触られたり見られたら必ず後で大人に報告してね。もし見せたり触ろうとしたりする子がいたらダメだよって注意し合ってね」と伝える作戦が有効かもしれません。加害しようとしてる子も「ダメなことなんだ。あとで報告される」と牽制されるので加害しにくくなるし、被害を受ける子も「もしされたらちゃんと親に言おう」と再認識出来ます。勿論大人たちが全員集まる親族みんなにこれを伝えられるのがいいのですが、それが難しい方は子どもたちだけにでも是非」我が子が被害に遭わぬよう、保護者が目を光らせるだけではなく、その場にいるすべての子どもたちに対して、プライベートパーツを見せない、触らない、触らせないように伝え、被害を抑制しようと語りかけます。また、お酒が入った宴席では、羽目を外したがる大人、ひわいな言葉を軽いおふざけで場を盛り上げるためのものと考える大人たちもいます。子どもたちを傷つけないために、親を含めた周囲の大人たちは毅然とした言葉と姿勢を持ちましょう、と投稿。「飲みの席でもジジが「おい~~くん、裸になって踊れ~!」とか酔ってふざけて言ったり「裸見てみたいな~!」と男の子に加害的な関わりをしてくる(悪意なし)場合もあります そんな時も咄嗟に 「今この子達の世代は小さい頃から水着ゾーンは誰にも見せない触らせない、されたら報告するって教育されてるので、そういうのやめて下さい~!ね、~~くんもこういうこと言われたらちゃんと断っていいからね!お母さんたちの大人がそれをわかってない人もいるから、~~くんが今そういうの駄目なんだよ!って教えてあげてね~」とサラッと言えたらいいですね。中々その場の盛り上がりを気にして言えなかったりしますが「ここの子はちゃんと性的ないたずらしたら報告するよう教育してる子だ…」と大人たちに知られることで加害者(大人の親族)への牽制にもなります うちは幼少期から水着ゾーンの教育やってます!という主張はメリットしかないと私は思います 今はこうなんですよ~で貫く」。多くの人が目にしたこの一連のツイートには「これすごく大切!!子供は自分を守れないから、せめて教えてあげて欲しい。もし教えていてくれれば、いままでそんな目に遭わないで済んだ人沢山いると思います」「子どもの性暴力被害は知っている大人からが多いのです。そして、こうした予防策は有効だと思います」とのコメントもつきました。ツイ主のヲポコさんは、幼少期からの性教育を訴える漫画やイラストを描き、自身のブログやTwitterなどで発信しています。そのきっかけは、「園の中で4歳男児から4歳女児へ性暴力が遭った(膣に異物を挿入)が、園は加害児童を隠してしまい、以降対応してくれない」という被害体験を語るツイートを見たことでした。「私は元保育士だったのですが、まさか園児同士で性暴力が起こるなんて…!と衝撃を受けました。同時にこれってどう防げばいいの…?と考えるようになって、子ども自身はもちろん、先生や親、社会全体が性暴力について学び、予防しなくてはいけない。そのためには、全員が性について教育を受け、知っておく必要があると思い至りました」。性教育と言うと、生理や性交などについて知ることのように捉える向きもありますが、「プライベートパーツは見せない、触らせないという基本的なことから、同意の取り方やNOという練習、受け取る経験など、幼児期から知っておいた方がいいことはたくさんあります。心身の安全や人権にも通じる包括的な性教育をしていかなくてはいけないと感じています」性被害は、その瞬間に傷つけられるだけではなく、その後も長年にわたって傷付けられる犯罪だとされています。「家庭内の性虐待や学生時代に年上の成人男性にグルーミングされ丸め込まれて…など、性被害は人ごとではありません。今後同じような体験をする人を減らすためにも社会全体が性被害者にセカンドレイプしない、寄り添う姿でいること、同意のない性的な行為である性暴力は絶対に許さないという姿勢でいることが重要です。我が家だけ教えておけばOKとはならない、全員が社会を生きる上で知っておかないと「性暴力は防げない」と思うので、老若男女問わず包括的性教育について学んで欲しいと願っています」。子どもたちにも、その親にも悲しい思いして欲しくない、誰もが幸せに心身ともに健康に育って欲しい祈りを込めて発信し続けるというヲポコさん。大人にも子どもにもわかりやすい漫画やイラストで思いを届けるブログもぜひご覧ください。(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・宮前 晶子)
漫画家・イラストレーターのヲポコ魚人系さん(@wopocco 以下ヲポコさん)は、Twitterで幼い子どもたちに降りかかる性被害についての警鐘を鳴らしました。
「義実家やら実家に里帰りする際に、親族(叔父、叔母、いとこなど)から性被害に遭う機会が増えます。四六時中子どもたちを見張ることが出来ないならば、子どもたちを集めて最初に「皆学校や幼稚園でプライベートパーツの話って聞いてる?身体の中に繋がる口、胸、下半身のことなんだけど、これはそれぞれがとても大切にしなければならない場所。誰かに見せたり触ったり触らせたりしてはいけないよ。
もし誰かに触られたり見られたら必ず後で大人に報告してね。もし見せたり触ろうとしたりする子がいたらダメだよって注意し合ってね」と伝える作戦が有効かもしれません。加害しようとしてる子も「ダメなことなんだ。あとで報告される」と牽制されるので加害しにくくなるし、被害を受ける子も「もしされたらちゃんと親に言おう」と再認識出来ます。勿論大人たちが全員集まる親族みんなにこれを伝えられるのがいいのですが、それが難しい方は子どもたちだけにでも是非」
我が子が被害に遭わぬよう、保護者が目を光らせるだけではなく、その場にいるすべての子どもたちに対して、プライベートパーツを見せない、触らない、触らせないように伝え、被害を抑制しようと語りかけます。
また、お酒が入った宴席では、羽目を外したがる大人、ひわいな言葉を軽いおふざけで場を盛り上げるためのものと考える大人たちもいます。子どもたちを傷つけないために、親を含めた周囲の大人たちは毅然とした言葉と姿勢を持ちましょう、と投稿。
「飲みの席でもジジが「おい~~くん、裸になって踊れ~!」とか酔ってふざけて言ったり「裸見てみたいな~!」と男の子に加害的な関わりをしてくる(悪意なし)場合もあります そんな時も咄嗟に 「今この子達の世代は小さい頃から水着ゾーンは誰にも見せない触らせない、されたら報告するって教育されてるので、そういうのやめて下さい~!ね、~~くんもこういうこと言われたらちゃんと断っていいからね!
お母さんたちの大人がそれをわかってない人もいるから、~~くんが今そういうの駄目なんだよ!って教えてあげてね~」とサラッと言えたらいいですね。中々その場の盛り上がりを気にして言えなかったりしますが「ここの子はちゃんと性的ないたずらしたら報告するよう教育してる子だ…」と大人たちに知られることで加害者(大人の親族)への牽制にもなります うちは幼少期から水着ゾーンの教育やってます!という主張はメリットしかないと私は思います 今はこうなんですよ~で貫く」。
多くの人が目にしたこの一連のツイートには「これすごく大切!!子供は自分を守れないから、せめて教えてあげて欲しい。もし教えていてくれれば、いままでそんな目に遭わないで済んだ人沢山いると思います」「子どもの性暴力被害は知っている大人からが多いのです。そして、こうした予防策は有効だと思います」とのコメントもつきました。
ツイ主のヲポコさんは、幼少期からの性教育を訴える漫画やイラストを描き、自身のブログやTwitterなどで発信しています。そのきっかけは、「園の中で4歳男児から4歳女児へ性暴力が遭った(膣に異物を挿入)が、園は加害児童を隠してしまい、以降対応してくれない」という被害体験を語るツイートを見たことでした。
「私は元保育士だったのですが、まさか園児同士で性暴力が起こるなんて…!と衝撃を受けました。同時にこれってどう防げばいいの…?と考えるようになって、子ども自身はもちろん、先生や親、社会全体が性暴力について学び、予防しなくてはいけない。そのためには、全員が性について教育を受け、知っておく必要があると思い至りました」。
性教育と言うと、生理や性交などについて知ることのように捉える向きもありますが、「プライベートパーツは見せない、触らせないという基本的なことから、同意の取り方やNOという練習、受け取る経験など、幼児期から知っておいた方がいいことはたくさんあります。心身の安全や人権にも通じる包括的な性教育をしていかなくてはいけないと感じています」
性被害は、その瞬間に傷つけられるだけではなく、その後も長年にわたって傷付けられる犯罪だとされています。「家庭内の性虐待や学生時代に年上の成人男性にグルーミングされ丸め込まれて…など、性被害は人ごとではありません。今後同じような体験をする人を減らすためにも社会全体が性被害者にセカンドレイプしない、寄り添う姿でいること、同意のない性的な行為である性暴力は絶対に許さないという姿勢でいることが重要です。我が家だけ教えておけばOKとはならない、全員が社会を生きる上で知っておかないと「性暴力は防げない」と思うので、老若男女問わず包括的性教育について学んで欲しいと願っています」。
子どもたちにも、その親にも悲しい思いして欲しくない、誰もが幸せに心身ともに健康に育って欲しい祈りを込めて発信し続けるというヲポコさん。大人にも子どもにもわかりやすい漫画やイラストで思いを届けるブログもぜひご覧ください。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・宮前 晶子)

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