“ひらパー”アトラクション頂上で取り残された「本人」のツイートに反響 体調や救助の状況を説明

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“ひらパー”の愛称で親しまれる大阪府枚方市の遊園地「ひらかたパーク」で30日午後、アトラクションが停止し、高さ約50メートルの頂上付近で乗客の20代男女2人が約4時間取り残されるトラブルが発生した。
同園によると、午後6時58分に「ジャイアントドロップ メテオ」のゴンドラ3機に計7人が乗っていたが、「通常時には行われる乗車部分の切り離し、落下が行われなかった」という。2機はスタッフの対応により下降したが1機は停止したままで、「午後8時45分にレスキューに救護を要請。午後11時4分、レスキュー隊員がゴンドラに接近し下降装置を操作、お客様を救出した」。乗っていた男女2人は体調不良により緊急搬送された。
この日の深夜0時43分、ツイッターに「ひらかたパークの取り残され事件の本人です」とする人の投稿が上がった。処置を受けている病院からと思われる写真には、手首に入園時に装着されるパスが巻かれ、「止まってる際は怖いとか怒りとか何もなくただ寒いが強く、何度か意識飛んでました」とつづられた。
この投稿に体調を心配する声が続々と届き、「本人」と名乗り出たこの人物は、地道に返信。取り残された4時間の過酷な寒さや絶望感を吐露した。
後の投稿では「みなさんの反応が想像していたよりも多く、携帯の電子残量と身体の痛みが強いためまた明日にでも続きを返事していきます!」とし、「とりあえず今は電気毛布で身体を温めて感覚を取り戻したいと思います…!ご心配させて申し訳ございません」と報告した。
また早朝にも更新。救出の際の“落下”について、「乗り物ごと落下ではなく、メテオの通常運行のような形で急降下させ普段通りのブレーキがかかり、助けて頂きました。危ないとか怪我はないのか等はメテオに乗った方なら分かると思いますが、安全に降りています」と説明した。この投稿にも「冷静に事実関係を報告される姿勢に頭が下がります」「ご無事で何よりです」などとコメントが寄せられていた。
なお同園では、メテオは当面の間運休し、トラブルの原因を調査する。31日は施設点検のため臨時休園する。

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