東京のクマ目撃が3倍に急増…一方で千葉はゼロ?専門家が指摘する“地形の壁”と自治体の対策【Nスタ解説】

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今年もクマの目撃情報が多発しており、東京でも4月に住宅の前を歩くクマの姿が撮影されています。今、全国各地でクマへ警戒が必要となっています。
【写真で見る】東京・八王子市の住宅の前を歩き回る“クマ”
山内あゆキャスター:山だけではなく、最近は市街地でも目撃の情報が多くなってきたクマ。2026年1月1日から5月14日までの関東での目撃情報は、以下のようになっています。
【2026年クマの目撃情報】▼埼玉13件▼東京24件▼神奈川15件▼千葉0件
去年(2025年)の同じ時期の東京は8件だったので、今年は3倍にのぼるということです。これまでは、緑が深い地域での目撃情報が多かったのですが、だんだん市街地に近づいてきている印象があります。市街地に出没する理由について、石川県立大学の大井徹特任教授は、クマは人が住んでいる場所にエサがあることを学習。その学習したクマが、市街地近くの森で繁殖しているのではないかと分析しています。山から街に降りてきているのではなく、市街地の近くで繁殖している可能性があるということです。
山内キャスター:ただ、関東でいうと千葉では全く目撃情報がありません。千葉県にはクマが生息していないのではないかと見られており、大井特任教授は「千葉県にクマが生息しない理由は地形」だと言います。
【千葉県にクマが生息していない理由】(1)関東平野があり山から遠い(2)3方向(東・西・南)を海に囲まれているクマが生息できるほどの森林の面積が不十分であるため、繁殖できるか疑問だといいます。
日比麻音子キャスター:年々クマに関するニュースが増えている印象ですし、それだけ被害も増えていることになります。山ではないような場所でもクマが目撃されているようですから、“まさか”を想定して準備をしないといけません。
山内キャスター:「クマ対策」も身近な問題になってきています。クマの撃退スプレーを、自治体で無料レンタルしたり、購入費用を補助したりしているそうです。
【クマ撃退スプレー無料レンタル】岩手・盛岡市など8市町秋田・井川町など※主に団体へ貸出【クマ撃退スプレー購入費用を補助】神奈川・松田町、群馬・東吾妻町など→購入金額の半分(上限5000円)
在住者でないと補助やレンタルは受けられませんので、お住まいの自治体で調べてみてください。一方で、誰でもレンタルできるサービスもあります。
アウトドアメーカーの「モンベル」では、クマ撃退スプレーが販売されています。アメリカの環境保護庁から認証を受けているため、価格が1万2100円と高価です。もともとは販売だけでしたが、2024年からレンタルも始めました。
▼3日間2500円+保証金1万2000円(使用しなければ返金)お守り代わりに、スプレーを持って山に行くことができるということです。インターネットで予約などができ、手軽にレンタルができます。
日比キャスター:クマによる被害が多く起きていますので、例えば子どもの校外学習やレジャーでの対応を増やしていきたいですね。
蓮見孝之キャスター:いざというときに大人がどう対応すればいいのか、という情報の整理も必要かもしれません。
高柳光希キャスター:私も岩手・大槌町の山林火災を取材したときには、クマよけの鈴とスプレーを持って行きました。これまでクマが出ていなかったところに出始めているので、(目撃情報がなかった)千葉県も含めて注意しなければいけないと感じます。

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