物価高で家計が苦しく、コメの値段も依然として高いままだが、今度は野菜まで怪しくなってきた。
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太平洋側を中心に、「30年に1度」と言われる記録的な少雨が続いている。各地でダムの貯水率が低下し、自治体によっては節水を呼びかけ、給水制限を実施したり、日常生活にも支障が生じ始めてきた。
農作物もピンチだ。今年に入ってから少雨だけでなく、気温の低下も襲いかかり、生育が遅れ気味になるなどの影響が出ている。特に、野外で風雨にさらされて育つ露地野菜へのダメージが少なくない。例えばキャベツだ。この時期の主産地は愛知、千葉、神奈川と、いずれも少雨にあえぐ太平洋側の地域。思うように育たず、実がスカスカになったり、野球ボールほどの小ささで成長が止まってしまった様子などが、相次いで報じられている。
「確かに、1月から続く渇水などの影響で、キャベツやレタスといった露地野菜を中心に主産地から小玉傾向が報告されています。こうした生育不良から、実際に市場での出荷量は減少しています」(農水省園芸作物課の担当者)
昨年の今頃は、天候不順により多くの野菜が高騰。中でもキャベツは平年比で2倍近い値段になっていた。歴史的な少雨が長引けば、昨年の二の舞いとなるのか。これからの春野菜の生育も気がかりだ。改めて農水省の担当者に聞くと――。
「今となっては水不足ですが、昨年末まではキャベツなどの産地は天候に恵まれていました。出荷量が安定し、安値になっていたところ、今回の渇水でようやく平年並みの価格になったくらいです。今後は、適度な降雨と気温の上昇があれば、現時点で生育に支障が出ている野菜でも、出荷量は徐々に回復していくとみられます」
天気予報では、25日から今週後半にかけて広い範囲で断続的に雨が降るという。久々に、まとまった降水量が見込まれ、“恵みの雨”となるのか。
春に向けては天候に恵まれ、豊作となることを祈るばかりだ。
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