“ママ友”裁判 母親が証言 勝手に食べた…謝る5歳の息子を「投げつけた」

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5歳の男の子を母親とともに餓死させた罪に問われている“ママ友”の女の裁判です。31日、母親が検察側の証人として出廷しました。女を前に母親が主張したことは…。 ◇“ママ友”の女、赤堀恵美子被告(49)は、幼い5歳の男の子を、その母親とともに餓死させた罪に問われています。31日で3日目となった赤堀被告の裁判には、ともに罪に問われた碇翔士郎ちゃん(当時5)の母親・碇利恵被告(40)が、検察側の証人として出廷しました。証言台に立ち、無罪を主張する赤堀被告と直接対峙しました。“ママ友”の支配はあったのでしょうか…。

先に入廷した赤堀被告は、碇被告が入廷した際には、その姿をじっと見つめていました。一方で、碇被告は、同じ空間にいる赤堀被告に目を向けようとはしませんでした。2人が知り合ったのは、2016年。当時の印象について碇被告は「正直に言っていいですか。ダサいなと思いました」と述べました。それでも、赤堀被告の話がおもしろく、徐々に仲を深めていったといいます。ところが翌年、翔士郎ちゃんの入園後、碇被告は赤堀被告以外のママ友との関係が悪化することになりました。赤堀被告「ママ友が『あんた何!?』って言いよるよ」“ママ友が悪口を言っている…”しかし、これは赤堀被告のウソでした。ウソには、実際の出来事が織り交ぜられていたといい、碇被告はどんなに荒唐無稽なウソでも信じてしまったと話しました。赤堀被告と碇被告の間で、真っ向から対立している主張の一つが、“ボス”と呼ばれる存在についてです。検察はこれまで、赤堀被告が実在するママ友を架空の“ボス”に仕立て上げ、碇被告にウソを信じ込ませたと主張しています。一方、赤堀被告の弁護側は29日の初公判で、「赤堀被告は“ボス”の存在を碇被告から聞いた」と主張しました。これに対し、碇被告は「ボスと呼んでいた人とは、直接面識はありませんでした」と証言しました。赤堀被告による、この“ボス”を使った巧みなウソで、碇被告はたくさんの金を赤堀被告に支払うことになったといいます。検察官「なんで、『おかしい』と気づかなかったんですか?」碇被告「分からないんですよ。『なんでだろう』って自分でも思うんです…」碇被告は、赤堀被告への支払いで手元に全く金がなかったといいます。生活は厳しさを増し、スマホもガスも料金が払えず停止。さらに、空腹の翔士郎ちゃんが勝手に何かを食べたときには、赤堀被告は罵声を浴びせたということです。碇被告は「(翔士郎は)謝っていました。でも赤堀は、しょうの肩を持って、床のマットレスに投げつけた」と話しました。赤堀被告は、こうした証言に対し、表情を変えることなく淡々とメモをとっていました。31日に行われた弁護側による被告人質問では、金の受け取りなどについて否定し、碇被告の証言に対し真っ向から反論した形となりました。
5歳の男の子を母親とともに餓死させた罪に問われている“ママ友”の女の裁判です。31日、母親が検察側の証人として出廷しました。女を前に母親が主張したことは…。

“ママ友”の女、赤堀恵美子被告(49)は、幼い5歳の男の子を、その母親とともに餓死させた罪に問われています。
31日で3日目となった赤堀被告の裁判には、ともに罪に問われた碇翔士郎ちゃん(当時5)の母親・碇利恵被告(40)が、検察側の証人として出廷しました。証言台に立ち、無罪を主張する赤堀被告と直接対峙しました。“ママ友”の支配はあったのでしょうか…。
先に入廷した赤堀被告は、碇被告が入廷した際には、その姿をじっと見つめていました。一方で、碇被告は、同じ空間にいる赤堀被告に目を向けようとはしませんでした。
2人が知り合ったのは、2016年。当時の印象について碇被告は「正直に言っていいですか。ダサいなと思いました」と述べました。それでも、赤堀被告の話がおもしろく、徐々に仲を深めていったといいます。
ところが翌年、翔士郎ちゃんの入園後、碇被告は赤堀被告以外のママ友との関係が悪化することになりました。
赤堀被告「ママ友が『あんた何!?』って言いよるよ」
“ママ友が悪口を言っている…”しかし、これは赤堀被告のウソでした。ウソには、実際の出来事が織り交ぜられていたといい、碇被告はどんなに荒唐無稽なウソでも信じてしまったと話しました。
赤堀被告と碇被告の間で、真っ向から対立している主張の一つが、“ボス”と呼ばれる存在についてです。検察はこれまで、赤堀被告が実在するママ友を架空の“ボス”に仕立て上げ、碇被告にウソを信じ込ませたと主張しています。
一方、赤堀被告の弁護側は29日の初公判で、「赤堀被告は“ボス”の存在を碇被告から聞いた」と主張しました。これに対し、碇被告は「ボスと呼んでいた人とは、直接面識はありませんでした」と証言しました。
赤堀被告による、この“ボス”を使った巧みなウソで、碇被告はたくさんの金を赤堀被告に支払うことになったといいます。
検察官「なんで、『おかしい』と気づかなかったんですか?」
碇被告「分からないんですよ。『なんでだろう』って自分でも思うんです…」
碇被告は、赤堀被告への支払いで手元に全く金がなかったといいます。生活は厳しさを増し、スマホもガスも料金が払えず停止。さらに、空腹の翔士郎ちゃんが勝手に何かを食べたときには、赤堀被告は罵声を浴びせたということです。
碇被告は「(翔士郎は)謝っていました。でも赤堀は、しょうの肩を持って、床のマットレスに投げつけた」と話しました。

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