間近に迫る衆院解散・総選挙を巡り、立憲民主党と公明党との選挙協力協議が新党結成にまで踏み込む内容となった。かつて公明と与党同士だった自民党は敵対ムード一色。公明の「中道の結集」との打ち出しを自民が「選挙互助会」と皮肉るなど、早くも選挙戦の様相となっている。
「駆け寄ってきた地元の立民国会議員から握手を求められ『よろしく』と背中から肩をもまれた」。横浜市内で13日開かれた公明党県本部の「新春の集い」。参加した同党地方議員の間では地元の新春会合などでの立民の接近ぶりが話題となった。前政権では宿敵だった公明との距離を縮めようとの思いがにじむ。
この日、集いに駆け付けた斉藤鉄夫代表は立民との連携について詳細の説明は避けたが「これまでより高レベルで連携している」と明かした。公明関係者によると、この段階で統一名簿実現に向けた新党実現で準備に入っていたとされる。衆院議員が先行し、参院議員や地方議員はその後に合流する方式という。
実は、公明は衆院先行合流方式を1996年に初実施された小選挙区比例代表並立制で実施している。旧新進党を介した動きで当時は「二段ロケット方式」と評された。立民の野田佳彦代表は、両党合意内容を説明した15日の会見で立民も同方式での合流を目指すことを明らかにした。