未明の凶行は閑静な住宅街を恐怖に陥れた。9日に鎌倉市鎌倉山2丁目の住宅で起きた強盗致傷事件。突然現れた黒ずくめの男らから暴行を受け、金品を奪われた男性(45)が、事件の一部始終を報道陣の取材に明かした。
一家そろって1階で就寝中だった午前5時過ぎ。最初に異変を察知したのは妻(37)だった。階段を下りてくる不気味な足音。「泥棒に入られたかも」。横にいる夫を起こすと、寝室の扉が開いた。
「金を出せ」。黒ずくめの男らはいきなり、鉄パイプのようなものを手に男性に襲いかかった。「金を出すから手は出さないでくれ」。男性は腕で身を守りながらそう伝えると、男らを同じ階の自室に連れて行き、現金約40万円と高級腕時計数本を手渡した。