新年恒例の「福男選び」レースが10日、「えべっさん」で親しまれる兵庫・西宮神社で行われ同志社大4年の豊川哲平さん(22)が「一番福」を勝ち取った。
午前6時、赤門の開門と同時に抽選で選ばれた108人が一斉に境内になだれ込み、本殿までの230メートルを駆け抜ける名物レース。
豊川さんは「19番」クジで2列目の真ん中からスタートした。「最初にこけしまって、ヒザは痛いし前に10人ぐらいいた」というが順位を上げ、本殿手前で2番手まで追い上げ、最後に先頭を走っていたランナーが転倒し1着でゴールした。高校時代まで野球部に所属していたが陸上経験はなく「レースに向けて特に調整もしていなかった」という無欲での勝利だった。
春から「なが~~い、おつきあい」のCMで親しみある京都銀行への就職が決まっており「今年から働き始めるので頑張りたい」と笑顔を浮かべた。
「二番福」は神戸国際大3年の澤井歩さん(21)、「三番福」はゴール直前まで先頭だったびわこ成蹊スポーツ大4年の赤松大樹さん(22)。3人のうち2人が転倒を覆し「福」を勝ち取った異例のレースだった。