福岡ソフトバンクホークス株式会社は14日、施設管理者を務めるみずほペイペイドーム敷地内の商業施設「BOSS E・ZO FUKUOKA」館内で2人が負傷する殺人未遂事件が発生したことについて、負傷したのは40代男性と20代女性と発表。いずれも救急搬送され、意識があることを確認したという。
スポニチ本紙の取材では40代の男性はHKT48のスタッフ。
現在、警察が館内や周辺を捜索、鑑識活動を行っており、球団側は警察の指示に基づき、施設内の安全確保を最優先。一般客は順次退館し、一部公演やイベントについては中止した。
15日以降の営業、各公演の実施可否については警察との協議のうえ、決定する。
この事件を受け、HKT48は公式サイトで「本日発生した事件に関しまして」とのタイトルで声明を発表した。「既に報道でもありましたとおり、本日、『17LIVE HKT48劇場』が入居している施設『1BOSS E・ZO FUKUOKA』内におきまして、刺傷事件が発生いたしました。この事件により、弊社男性スタッフ1名が被害に遭いましたが、現在病院で手当を受けており、命に別状はございません」と報告した。
また、「本日、劇場は休館日でしたが、併設する事務所内にいたメンバーは全員安全に退避しております。また、状況を鑑み、HKT48 19thシングル『半袖天使』劇場盤発売記念『オンライン握手会』におきましては、8部以降のオンライン握手会を中止とさせていただきました」と説明した。
さらに「今回の事件を受け、メンバー・スタッフの安全を確保すべく、施設側とも協議を行い、さらなる警備強化を実施してまいります」との姿勢を強調し、「弊社スタッフ以外にも被害に遭われた方がいらっしゃるとの報道が出ておりますが、1日も早くご回復されることを心からお祈り申し上げます」とした。