役場前でマイク使い「くそったれが」、不穏当発言や侮辱繰り返した町議を除名処分…本人は荒い言葉は「方言だ」

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福岡県の川崎町議会(定数16)は11日の本会議で、不穏当発言や侮辱を繰り返し、町議会や町政を混乱させたとして、政時喜久美議員(72)(当選5回)を除名処分とすることに同意し、政時氏は同日付で失職した。
町議会によると、政時氏は11月28日、役場前でマイクを使い、町の事業に町長や議長が不当に関与したように誹謗中傷し、「くそったれが」、「出てこい」などと発言。今月2日には議場で職員を「盗っ人」と呼ぶなどしたという。
町議会は5日に懲罰委員会を設置して協議。これまでの戒告処分や議場からの退場命令など、再三にわたる指摘後も言動に改善が見られなかったとして、「どのような懲罰も全く効果がない」と判断し、除名を決めたという。
11日の本会議での採決では、除名に必要な出席議員の4分の3以上が同意した。政時氏は読売新聞の取材に対し「(荒い言葉は)方言だ。(不当関与などの発言は)町民の疑問をぶつけただけ」と述べ、今後の対応を検討しているとした。

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