世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の会長辞任を発表した田中富広会長が9日、都内で会見を開き、安倍晋三元首相の銃撃事件で殺人などの罪に問われている山上徹也被告ついて言及した。
山上被告の裁判員裁判は奈良地裁で行われており、田中氏は「係争中なので簡単に私からここで述べるわけにはいかない」と断った上で「私自身としては山上被告の動機が本当に真実なんだろうか。恐らく1個だけじゃない。報道を見ながら感じたりしています」と述べた。
続けて「色んな複雑な要因があったんだろうと思います。そこは法廷でどこまで真実が語られていくのか分かりませんが、そこは知りたいという気持ちを強く思っています。これ以上のことは会長がこの場で語るわけにはいかないので控えさせていただきます」と述べた。
田中氏は2020年に会長に就任。22年の安倍晋三元首相銃撃事件後をめぐり改めて注目を浴びた高額献金問題、23年の文部科学省による解散命令請求などに対応してきた。後任には堀正一元副会長が就任する。