安倍元首相が銃撃され、殺害された事件の裁判員裁判で3日、妻の昭恵さんが出廷しました。昭恵さんと山上徹也被告が初めて顔を合わせたこの日、山上被告から新たな事実も語られました。■昭恵さん、山上被告と初めて対面3日夕方。車の後部座席に乗り報道陣に何度か会釈したのは、安倍晋三元首相の妻、昭恵さん。この数時間前、夫を殺害した罪に問われる被告と、初めて対面しました。3年前、応援演説中だった安倍元首相を銃撃し、殺害した罪などに問われている山上徹也被告。
3日に行われた4日目の被告人質問に、“遺族が被告人に質問などができる制度”を使って、昭恵さんは出廷しました。黒っぽいジャケットにスカート姿で現れ、かしこまったような表情で、全体に向かって一礼。13回目となる山上被告の裁判に昭恵さんが姿を見せたのは、初めてです。昭恵さん(事件3か月後)「本当にいなくなってしまったんだなと、さみしさが増してきているような日々です」安倍元首相が亡くなってから、3年以上。これまでの裁判では、事件当時のことを振り返った昭恵さんの上申書が読み上げられていました。昭恵さんの上申書「いつも通りの朝でした。あまりにも衝撃で理解が追いつきませんでした。まだまだ私の中で夫を失った悲しみが昇華することはございません。夫に長生きしてもらいたかったのです」■安倍氏「襲撃」新たな事実も 山上被告語る3日の裁判、検察側の2列目中央に座り、山上被告を見つめた昭恵さん。山上被告は、被告人質問の冒頭、昭恵さんが座る検察側の方を向いて一礼しました。2日の被告人質問で、安倍元首相を狙った理由について…山上被告「安倍元首相は、旧統一教会と政治との関わりの中心にいる方。他の政治家では意味が弱いと思いました」こう話していた山上被告。3日の裁判では…。検察側「選挙のことをインターネットで調べていなかったのに、7月3日(事件5日前に)に突然、調べ始めていますよね」山上被告「そのころに統一教会の幹部が来日しないことが分かったんだと思います。(安倍元首相は)常に標的の1人までではないが、頭の片隅にはずっとありました。統一教会の標的が来ないなら、誰にするかと考えたら、安倍元首相を襲撃することになりました」事件の5日前。2022年7月3日に安倍元首相をターゲットにしたと明らかにしました。■山上被告をのぞき込むように見ていた昭恵さん検察側「安倍さんを襲撃対象とすることに、あなたは納得できていた?」山上被告「あくまでも統一教会が対象ですから、教会に賛意を示す最も著名な人は意味はないとは思わないが、本筋ではないと思っていた」安倍元首相を狙ったことを“本筋ではない”と話す山上被告。淡々と答えるその表情を、昭恵さんはのぞき込むように見ていたといいます。さらに…。検察側「被害者に対する謝罪の意思は、示していませんよね?」山上被告「はい」検察側「被害を受けた人には現時点で(謝罪などを)考えていないのですか?」山上「裁判が終わるまで(しない)とは思っていました」■「旧統一教会に一矢報いるのが自分の人生の意味」弁護側からの被告人質問では…。弁護側「襲撃を決めて以降、自分の人生はどうなると思った?」山上被告「旧統一教会に一矢報いるのが自分の人生の意味だと思いました」3日、山上被告に質問を投げかけることはなかった昭恵さん。閉廷後には裁判官、弁護側、傍聴席に向けて1回ずつ礼をしてから退廷し、その時、山上被告はずっとうつむいていたままでした。 ◇被告人質問は4日も行われ、今月18日に結審する予定。裁判で、昭恵さんが何かを話す機会はあるのでしょうか。(12月3日放送『news zero』より)
安倍元首相が銃撃され、殺害された事件の裁判員裁判で3日、妻の昭恵さんが出廷しました。昭恵さんと山上徹也被告が初めて顔を合わせたこの日、山上被告から新たな事実も語られました。
3日夕方。車の後部座席に乗り報道陣に何度か会釈したのは、安倍晋三元首相の妻、昭恵さん。
この数時間前、夫を殺害した罪に問われる被告と、初めて対面しました。
3年前、応援演説中だった安倍元首相を銃撃し、殺害した罪などに問われている山上徹也被告。
3日に行われた4日目の被告人質問に、“遺族が被告人に質問などができる制度”を使って、昭恵さんは出廷しました。
黒っぽいジャケットにスカート姿で現れ、かしこまったような表情で、全体に向かって一礼。
13回目となる山上被告の裁判に昭恵さんが姿を見せたのは、初めてです。
昭恵さん(事件3か月後)「本当にいなくなってしまったんだなと、さみしさが増してきているような日々です」
安倍元首相が亡くなってから、3年以上。
これまでの裁判では、事件当時のことを振り返った昭恵さんの上申書が読み上げられていました。
昭恵さんの上申書「いつも通りの朝でした。あまりにも衝撃で理解が追いつきませんでした。まだまだ私の中で夫を失った悲しみが昇華することはございません。夫に長生きしてもらいたかったのです」
3日の裁判、検察側の2列目中央に座り、山上被告を見つめた昭恵さん。
山上被告は、被告人質問の冒頭、昭恵さんが座る検察側の方を向いて一礼しました。
2日の被告人質問で、安倍元首相を狙った理由について…
山上被告「安倍元首相は、旧統一教会と政治との関わりの中心にいる方。他の政治家では意味が弱いと思いました」
こう話していた山上被告。3日の裁判では…。
検察側「選挙のことをインターネットで調べていなかったのに、7月3日(事件5日前に)に突然、調べ始めていますよね」
山上被告「そのころに統一教会の幹部が来日しないことが分かったんだと思います。(安倍元首相は)常に標的の1人までではないが、頭の片隅にはずっとありました。統一教会の標的が来ないなら、誰にするかと考えたら、安倍元首相を襲撃することになりました」
事件の5日前。2022年7月3日に安倍元首相をターゲットにしたと明らかにしました。
検察側「安倍さんを襲撃対象とすることに、あなたは納得できていた?」
山上被告「あくまでも統一教会が対象ですから、教会に賛意を示す最も著名な人は意味はないとは思わないが、本筋ではないと思っていた」
安倍元首相を狙ったことを“本筋ではない”と話す山上被告。淡々と答えるその表情を、昭恵さんはのぞき込むように見ていたといいます。
さらに…。
検察側「被害者に対する謝罪の意思は、示していませんよね?」
山上被告「はい」
検察側「被害を受けた人には現時点で(謝罪などを)考えていないのですか?」
山上「裁判が終わるまで(しない)とは思っていました」
弁護側からの被告人質問では…。
弁護側「襲撃を決めて以降、自分の人生はどうなると思った?」
山上被告「旧統一教会に一矢報いるのが自分の人生の意味だと思いました」
3日、山上被告に質問を投げかけることはなかった昭恵さん。閉廷後には裁判官、弁護側、傍聴席に向けて1回ずつ礼をしてから退廷し、その時、山上被告はずっとうつむいていたままでした。
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被告人質問は4日も行われ、今月18日に結審する予定。裁判で、昭恵さんが何かを話す機会はあるのでしょうか。