弁護士でYouTuberの福永活也氏が30日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、竹内英明元兵庫県議への名誉毀損の罪で起訴された政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志被告と接見した様子を明かした。
立花被告は9日に逮捕され、28日に起訴後も勾留が続いている。29日午前に接見した福永氏は「かなり元気でした。精神的に参って、病んでいるかといったらそうでない。留置施設は短い期間、暫定的にいるので整っていないところが多く、(食事は)揚げ物メインで出るみたいで『ソースかけ放題で、いっぱいかけて食べて、おいしい』と言っていた」と逮捕時に103キロあった体重は3キロしか減っていないという。
弁護士以外とは接見禁止で、独居房に勾留されている。「広い独房で、1周10メートルぐらいある。ひたすらそこでぐるぐる回っているみたいです。1日5キロぐらい歩いている。500周ぐらいしないといけない。オリに入ったクマみたいだなと」と運動はしているという。
福永氏は事件や弁護方針などについて、立花氏から見解を聞いたが、詳細については伏せるとした。
それでも「兵庫県警本部が否定したようなことを結果的に言ってしまったことに関しては、引き続き反省はされていますね」と竹内氏の妻には示談を申し入れており、反省の意を示していたという。
一方で「世の中で出ているほど立花さんの発言に至った経緯は、単純なものではないと思った。立花さんなりに、いろんな経緯とか多くの人からいろいろ話を聞いた上で、発言したんだなと分かりました。法的に真実相当性や虚偽性を否定するかどうかのところは評価の問題にかかってくるが、ちょっと他人のSNSを見て、拾ってきたとかそんなレベルでは全くないんだなと感じた」と、この点は踏み込んで話していた。