吉野家の湯呑みに「謎の異物」混入も…店員が「強奪」 会社側謝罪「十分な説明を行わなかった」

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牛丼チェーン「吉野家」を利用した客が、湯呑みの中に「茶碗蒸し」のような異物が混入していたとX上で訴えている。また、この湯呑みを従業員から強引に奪われ、異物の特定ができなかったとJ-CASTニュースの取材に説明した。
吉野家の広報担当は2025年12月1日、東京都内にある吉野家有楽町店で11月26日に発生した事案だと取材に明らかにした上で、「お客様からの申し出に従業員が十分な説明を行わなかったことにより、お客様に対してご不安とご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
問題の発端は11月26日のX投稿だ。吉野家有楽町店を利用した客が、湯みの中に少し黄色みがかった異物が付着していると画像付きで訴えた。この投稿者は「茶碗蒸し」だと表現していたが、吉野家では「茶碗蒸し」を提供していない。
投稿者への取材によると、11月26日17時30分ごろに妻と入店。外国人の従業員にお茶の提供を頼み、そのお茶が4分の1ほどになった時点で湯呑みの内部に異物が混入していることに気がついた。
お茶の味は普通だったが、「黄色味がある白い物体が湯呑みに付着していた」という。その後、従業員から「強引に異物が混入した湯呑みを強奪される」と投稿者は振り返った。そして、異物が何かと質問しても答えなかったという。
不安に感じた投稿者は「洗剤とか体に悪い異物ではないか」と聞いたが、日本語を理解してもらえなかった。日本人の従業員にも確認したが、すでに外国人の従業員が処理してしまったため、異物が何かを確認できなかったという。
投稿者は「茶碗蒸しなのか、チーズなのか、洗剤を含む体に影響があるものなのか不明」だとしている。
吉野家の広報担当は12月1日の取材に対し、湯呑みへの異物の混入と、その後の従業員の対応について謝罪した。
責任者が、「衛生管理の徹底」と「従業員のフォロー体制の再構築と再指導」を行っているという。担当者は「吉野家では従業員教育を重視して実施しておりますが、本件を真摯に受け止め、再発防止に努めてまいります」としている。

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