仕事で疲れて果て、電車でつい寝過ごしてしまった経験は誰にでもあるだろう。だが、40代の男性から寄せられた投稿は、そんな「寝過ごし」のレベルを遥かに超えた体験談だ。
男性がテレビ関連の会社で働き始めて間もない2008年のこと。夜勤明け、祝日で空いていた山手線(外回り)に乗り、新宿の自宅へ向かっていた。品川あたりまでは意識があったものの、大崎では夢うつつな状態に。そして「寝すぎた!」とハッとして起きると、電車は新大久保を出発するところだった。
「あ~乗り過ごしたか~」と思い、高田馬場で何か食べて帰ろうとした男性は、そこで強烈な違和感に襲われる。
「あれ? 夜勤明けだったよな……。どう見ても西日が差しているしなんなら暮れ始めている。 今何時だ? え? 17時前じゃん……。そう約6時間山手線に乗車し続けた」
自分へのいらだちと都会の冷たさを感じ、「意地でも山手線に乗るかい!」と新宿まで歩き、最終的にそのまま新宿近くの自宅まで徒歩で帰ったという。
この顛末を後日、先輩(尾久駅在住)に話したところ、さらに上回るエピソードが飛び出した。その先輩も夜勤明けの日、上野で朝から飲める場所でベロベロになるまで飲み、夜に宇都宮線に乗車した。
「気付いたら栃木にある小金井駅についてしまい、その後のぼりの電車を待っている間に爆睡。小金井駅で終電の時間まで寝てしまい慌てて電車の乗るがその終電も大宮かなにかどまり」
結局、赤羽での接続も間に合わず、尾久の自宅まで歩いて帰る羽目になったそうだ。投稿者は「俺を上回るエピソードをご披露された思い出があります」と、苦笑いしつつ当時を振り返った。
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