柿の木にクマ2頭、実を食べるなど13時間居座り立ち去る…同じ木に以前も出没

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岩手県内の市街地で16~17日、クマの出没が相次いだ。
けが人や物的被害はなかったが、岩手県警などが注意を呼びかけている。
岩泉署によると、17日午前6時頃、岩泉町岩泉の住宅街で、親子とみられるクマ2頭が柿の木に登っているのを通行人が見つけ、同署に通報した。クマは木の上で柿を食べるなどして約13時間にわたり居座り続けたが、同日午後7時過ぎに木から降りて、西側に立ち去った。
現場は町立岩泉小学校から南西に約160メートルで、同小は登下校時に保護者の送り迎えを求める対応を取った。同じ柿の木では12日にもクマが出没していた。
町農林水産課によると、町は緊急銃猟の体制が整備されていない。仮に体制が整っていても「住宅地のため発砲は難しい」(担当者)という。吹き矢による麻酔も2頭同時には対応できないとして見送った。
盛岡市みたけの県営運動公園では16日夕、成獣とみられるクマ2頭が敷地内で目撃され、17日は園内への立ち入りが禁止された。管理事務所によると、その後の目撃情報はなく、18日正午以降の利用再開を目指しているという。

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