「セクハラ認定」の沖縄・南城市長、失職が確定…2度目の不信任決議案を可決

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沖縄県南城市職員へのセクハラ行為を市の第三者委員会に認定された古謝(こじゃ)景春市長(70)に対する2度目の不信任決議案が、17日の市議会臨時会で可決された。
古謝氏は失職することが確定した。
市などによると、臨時会に先立ち、古謝氏は16日付の辞職届を副市長を通じて市議会側に提出した。このため、17日に開いた議会運営委員会で辞職届の取り扱いを協議し、臨時会に提案しないことを決めた。
臨時会では、提案された2度目の不信任決議案について、古謝氏が市議会を解散したことに伴う今月9日の市議選で当選した20人のうち2人が退席し、採決が行われた。その結果、賛成多数で可決された。古謝氏は臨時会に出席しなかった。
古謝氏を巡っては、今年5月に市の第三者委が複数の女性職員に対する複数のセクハラ行為を認定し、辞職を提言。古謝氏は第三者委が認定したキスや太ももを触る行為を否定し、「事実と異なる点も多い」として辞職しなかった。
不信任決議案が9月に初めて可決されたことを受け、古謝氏は市議会を10月に解散。今月9日の市議選では、読売新聞など9社が共同で実施したアンケートで、不信任決議案に「賛成」の意向を示した18人と「未定」と回答した2人が当選した。

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