元TBSキャスターで立憲民主党の参院議員、杉尾秀哉氏(68)が30日、自身のX(旧ツイッター)を更新。周辺への週刊誌の取材に対して「迷惑行為」と抗議した小野田紀美経済安保担当相(42)に対する杉尾氏の主張に批判の声が上がっていることについて、再投稿した。
小野田氏は26日の投稿で「私の地元の方や、同級生の方々から“週刊新潮の取材が来た。どこで個人情報が漏れているのか分からないが怖い、気持ち悪い”と多数のSOSが届いています」と自身の周辺からSOSが寄せられていることを明かした。「取材に応じないと、なぜ取材を断るのか理由を述べるよう言われ、追い詰められるように感じる方もいたそうです」と続け、「このような迷惑行為に抗議します」とつづった。
杉尾氏はこの件を取り上げた記事を引用し「どんな取材行為だったかは分からない。ただ、常識を逸脱したようなものでなければ、メディアの取材を『迷惑行為』と決めつけるのは言い過ぎではないか」と疑問を呈し、「特に権力の側にいるものはチェックされるのが当たり前なのだ。私はこの投稿に強い違和感を覚える」とつづった。
この投稿に、元マスコミ出身の杉尾氏の発言とあり、一部で反論の声が上がっていた。
これを受け、杉尾氏は「再度、投稿しますが、指摘されている週刊誌の取材については、関係者から通常の取材行為の範囲内だったと聞いています」と主張。「もちろん、取材拒否の方に無理強いするのは良くないですが、そうでない限り現職大臣にネットでこのように書かれれば、取材する側に萎縮効果を生むか あるいは通常の取材行為すら出来なくなってしまう。それが結果的に国民の知る権利を制限することにつながるのを知ってほしいと思います」と主張した。