熊本・大津高校サッカー部“全裸で土下座”「いじめ」 調査報告書公表、被害受けた元生徒が会見

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熊本・大津高校サッカー部の男子生徒がいじめを受けていた問題で、調査委員会の報告書が公表されました。■いじめ「重大事態」 調査報告書を学校長に手渡しこの問題は3年前の2022年、全国高校サッカー選手権大会の宿泊先で、大津高校サッカー部の当時1年生だった元男子生徒が、全裸で土下座を強要されるいじめを受けたものです。県教育委員会は、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」にあたるとし、弁護士などでつくる調査委員会を設置しました。

そして10月31日、調査委員会が生徒や教員などから聴き取った調査報告書を学校長に手渡しました。■調査委員会「高校自体がいじめリスク高い」報告書によると、当時のサッカー部内では「いじり」と呼ばれる行為が日常的に行われていて、今回のいじめ問題の原因となった可能性を否定できないとしました。さらに部員に対する教育や指導などが不十分であり、学校がいじめを認知する仕組みが機能していたとは認められないとしました。調査委員会は大津高校について、このような指摘もしました。調査委員会 原村憲司弁護士「大津高校の男子サッカー部、そして高校自体が、非常にいじめが起きやすい、リスクの高い集団であると考えた」調査委員会は大津高校に対し、いじめ予防教育などの対応をすることを提言しました。■元男子生徒「全然納得できていない部分も」調査委員会の報告を受け、被害を受けた元男子生徒と母親が会見を開きました。被害を受けた元男子生徒「調査報告書が一通りまとまったのは一つ安心した部分が大きい。もちろん全然納得できていない部分もあったのが本音」一方で、問題発覚後に「知らなかった」と話した指導者の対応などや、当時学校側が行った再発防止策に対しては不満を示しました。
熊本・大津高校サッカー部の男子生徒がいじめを受けていた問題で、調査委員会の報告書が公表されました。
この問題は3年前の2022年、全国高校サッカー選手権大会の宿泊先で、大津高校サッカー部の当時1年生だった元男子生徒が、全裸で土下座を強要されるいじめを受けたものです。
県教育委員会は、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」にあたるとし、弁護士などでつくる調査委員会を設置しました。
そして10月31日、調査委員会が生徒や教員などから聴き取った調査報告書を学校長に手渡しました。
報告書によると、当時のサッカー部内では「いじり」と呼ばれる行為が日常的に行われていて、今回のいじめ問題の原因となった可能性を否定できないとしました。
さらに部員に対する教育や指導などが不十分であり、学校がいじめを認知する仕組みが機能していたとは認められないとしました。
調査委員会は大津高校について、このような指摘もしました。
調査委員会 原村憲司弁護士「大津高校の男子サッカー部、そして高校自体が、非常にいじめが起きやすい、リスクの高い集団であると考えた」
調査委員会は大津高校に対し、いじめ予防教育などの対応をすることを提言しました。
調査委員会の報告を受け、被害を受けた元男子生徒と母親が会見を開きました。
被害を受けた元男子生徒「調査報告書が一通りまとまったのは一つ安心した部分が大きい。もちろん全然納得できていない部分もあったのが本音」

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