伊東市の小野前市長、市長選実施なら出馬意向…田久保市長への2度目の不信任決議案提出を正式決定

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学歴を偽ったと指摘されている静岡県伊東市の田久保真紀市長(55)に対する2度目の不信任決議案について、市議会の会派代表者会議(杉本一彦座長)は29日、31日の市議会臨時会に提出することを正式に決めた。
杉本座長によると、改選された市議20人のうち、19人が賛成した。臨時会では、市議選の費用6300万円を含む専決処分の承認や、台風被害の復旧に関する補正予算案審議の後、最後に不信任案が提出される。再び可決されれば、田久保市長は失職し、12月に市長選が実施される見込みだ。
杉本座長は「市長の不信任を掲げて市議選をやった。公約を果たせるので、ほっとしている」とした上で、「次の市長選では、伊東を立て直し、ピンチをチャンスに変えられる人を期待する」と述べた。
前市長の小野達也氏(62)が、田久保市長が失職した場合に実施される市長選に出馬する意向を固めたことが29日までにわかった。11月7日に出馬会見を行う。
小野氏は焼津水産高卒。県議3期、市長2期を務め、3選を目指した5月の市長選で田久保市長に敗れた。
小野氏は取材に対し、「伊東を正常に戻したい。新図書館は市民から広く意見を聞き、ゼロベースから見直す」と述べた。
伊東市長選には、田久保市長が意欲を見せているほか、複数の新人も出馬の動きを見せている。

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