クマ目撃情報の急増を受け、新潟県関川村で28日、隠れ場所や通り道になる河川敷の草木を重機で倒す作業が始まった。
周辺の見通しを良くし、クマの早期発見や行動範囲の制限につなげる狙い。
この日は、羽越河川国道事務所が村内を流れる荒川沿いで大型重機を使い、高さ1~2メートルの草木を押しつぶした。約3日間かけて約2キロの範囲で作業を行う予定。
同村では今年度、クマの目撃情報が現時点で、昨年度全体の約3倍にあたる約50件寄せられている。担当者は「クマのエサとなる柿などの収穫は早めにお願いしたい」と呼びかけている。