「引退したほうがいい」“高市サゲ”連発の田史郎氏が大炎上したワケ…背景に「支持率下げてやる」騒動

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

《「御用評論家」が、小泉氏を持ち上げ高市氏を下げる。こうした世論操作こそ、報道の堕落だ》《オールド評論家》《引退したほうがいい》
ネットニュースのコメント欄には上記のような批判の声が多く集まり、大炎上中の政治評論家がいる。総裁選前後、ニュース・情報番組に出づっぱりであった田史郎氏(75)だ。
発端となったのは、元衆議院議員で現在はテレビのコメンテイターなどで活躍する金子恵美氏(47)の発言。
「8日、自身のYouTubeチャンネル『金子恵美チャンネル』にアップされた動画でのこと。金子さんがジャーナリストの須田慎一郎氏と対談するもので、総裁選に至るまでの小泉進次郎氏に関する報道について語っています。ほとんどのメディアが“小泉勝利”を予想していたという話題のなかで、金子さんは“その筆頭に田さんがいませんか?”と発言しました」(全国紙政治部記者)
金子が田氏に言及した主なコメントは以下だ。
「昨日も、あるジャーナリストの方と話しましたが、ちょっと、ジャーナリストから見ても、(田氏は)“やりすぎだな”って言ってましたよ」
「いくらなんでも世論を誘導、扇動しすぎですよね、っていうくらい(田氏は)”小泉さん上げ“で。上げはいいんですけど、“高市さん下ろし”が凄かったなという印象がとってもあります」
テレビ誌ライターはこう話す。
「総裁選前の田氏は一貫して小泉進次郎氏が総裁選を勝ち抜くと予想していて、9月30日放送のTBS系の『ひるおび』では“議員票でも党員票でも上を行く。この構図が崩れる可能性は低い”“当選確実”と豪語していましたね」
その後、決選投票で小泉進次郎農相(44)を破って高市早苗前経済安全保障担当相(64)が新総裁に選ばれると、田氏は“取材不足”だったと謝罪はしたのだが、
「取材をもとに話されているかと思いますが、高市新総裁への不安を繰り返している印象です。例えば、総裁選直後に放送されたテレビ朝日系の『ワイド!スクランブル サタデー』で田氏は“党運営や政権運営がかなり苦労されるんじゃないか”“党全体がちょっとギスギスしそう”などと“高市サゲ”のコメントが多かったですね」(テレビ誌ライター、以下同)
7日出演の『報道1930』(BS-TBS)では、高市氏が選出した党執行部のメンバーについて麻生太郎氏(85)の意向を汲んだ人事とし、
「“こんなすごいことやるんだと感心しました”と皮肉っていましたね……。これだけ“高市サゲ”が続いていたので、金子さんの指摘が波紋を広げたのは」
実は炎上の燃料は他にもあって――。
ネットニュースのコメント欄にはこんな声があがり、大きな共感を呼んだ。
《田氏のオールドメディアを駆使した意図的な扇動や世論誘導発言に関しては、金子氏の指摘の通りと思いますが、その底流には、今回、意図せず表面化した「支持率下げるぞ」発言に見られるオールドメディアの傲慢さがあると考えます。》
背景にあるのは、あの騒動だ。前出の政治部記者はこう話す。
「7日、新総裁に決まった高市氏が報道陣の取材に応じる際、待機中の報道関係者が“支持率下げてやる”“支持率が下がるような写真しか出さねーぞ”などと発言した音声がSNSで拡散され、物議を醸しました。発覚当初、テレビ局関係者の発言ではないかという噂が流れたんです。テレビの情報操作が疑われる中で、テレビ番組を主戦場とする田氏が“世論誘導”の指摘をされたことで、大炎上に発展したのでしょうね」
後に声の主は時事通信社の男性カメラマンであったと発覚するも、時すでに遅し――。田氏の炎上はまだまだ鎮火しそうにない。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。