【10月14日まで】サポート終了を迎える「Windows 10」…“無料”でサポート期間を「1年間延長」できるって本当!? パソコンの買い替えに“実際に必要な予算”も解説

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「Windows 10」のサポートが終了する2025年10月14日以降では、無料のソフトウェア更新プログラムや、セキュリティ修正プログラムが提供されなくなるため注意が必要です。なお、Microsoftはサポートを維持するために、以下の3つのオプションを提案しています。
・「Windows11」にアップグレードする・「Windows11」がインストールされているパソコンに買い替える・「拡張セキュリティ Updatesプログラム(ESU)」に登録する
サポートが切れたままOSを使い続けてしまうと、ウイルスに感染したりハッキングを受けたりする恐れがあります。そのため、上記のいずれかから対応を選ぶようにしましょう。
サポートを「延長」する方法としては、「ESU」の登録が挙げられます。「ESU」は、サポートが終了したOSがセキュリティ更新プログラムを受け取れるようになるプログラムです。2026年10月13日までの1年間の適用で、個人向けは1デバイスあたり「30米国ドル」となります。対象となるのは、「Windows 10」の「バージョン22H2」を使用しているユーザーです。なお、「ESU」には新機能のプログラム更新は含まれていません。サポートされるのは、重要なセキュリティ更新プログラムに限定されます。
「ESU」の登録は基本的に有料ですが、以下の2つの方法であれば無料で利用できます。
・「Windows バックアップ」を活用する
「Microsoft アカウント」とパソコンの設定を、クラウドに同期させる方法です。「OneDrive」などを日頃から利用している場合は、スムーズにバックアップできるでしょう。
・「Microsoft Rewards」ポイントを使って交換する
「Microsoft Rewards」は、検索エンジンの「Bing」を利用したり「Microsoft Store」で買い物したりすることで貯まるポイントです。これが「1000ポイント」で、「ESU」と交換できます。「ESU」の登録は必須ではありませんが、「Windows11」へのアップグレードや買い替えを希望しない場合は、登録したほうがよいでしょう。
富士通クライアントコンピューティング株式会社が2025年6月に実施した「Windows 10に関するアンケート アンケート集計結果」によると、「Windows 10搭載パソコンの『買い替え』、または『買い増し』を検討していますか?」との問いに対し、38%の人が「検討している」と回答しました。ほかに、「Windows11にアップグレードして使用」が23%、「すでに購入した」が21%となっています。買い替えを検討している人に、買い替え時期を質問すると、「Windows10のサポートが終了するまでに」が半数以上いました。「新しいパソコンの購入予算」の質問には、46%が「10万円~15万円」と回答しており、「15万円~20万円」が24%、「10万円未満」が14%でした。家電量販店などでは、「10万円~15万円」のモデルを扱っているケースも見られるため、予算としては妥当といえます。
「Windows 10」のサポートを「延長」したい場合は、アップグレードや買い替えなどを検討しましょう。パソコンの購入予算としては、「10万円~15万円」の範囲での買い替えを希望するケースが多く見られます。
富士通クライアントコンピューティング株式会社 Windows 10 サポート終了 アンケート結果発表執筆者:FINANCIAL FIELD編集部ファイナンシャルプランナー

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