高市早苗総裁に早くも狎鞠鮎讚瓠帖仝明党が連立離脱現実味で首相指名に暗雲の「ドタバタ」

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公明党が自民党との連立政権からの離脱を示唆し、首相指名選挙で高市早苗氏が選出されない可能性が出てきたことで、好機と見た立憲民主党が日本維新の会と共闘を呼びかけるドタバタとなっている。
なんとか公明を引き留めたい高市氏は9日、菅義偉元首相と岸田文雄前首相と会談した。総裁選で菅氏は小泉進次郎農水相の後見人を務めていたが、高市氏のバックについた麻生太郎氏とのキングメーカー争いで敗れたともいえる。公明が連立離脱をしかねない状況で、菅氏は公明党とホットラインを持つとあって、高市氏も背に腹は代えられないと菅氏に頭を下げざるを得なかったようだ。
一方で立憲の安住淳幹事長が仕掛けている野党共闘は動きが活発だ。安住氏は維新と国民に首相指名選挙で、玉木雄一郎代表への一本化を呼びかけていた。維新の吉村洋文代表は9日、「立憲と国民が本気でまとまるとなれば真剣に聞く」と交渉のテーブルに着くとしたが、玉木氏は担ぎあげられることに拒否感を示した。
とはいえ、国民が乗らなくても自公が決裂した場合は、立憲と維新、共産やれいわなど野党の協力次第で、首相指名選挙の行方は分からない。れいわの高井崇志幹事長は「本当にれいわがどう書くかで総理大臣が決まる状況になれば、そこはもう一度考える」とかねて山本太郎代表への投票でブレないとしていたが、予想外の展開に対応を変える可能性も示唆した。
高市氏は10日に公明の斉藤鉄夫代表と再会談する。
「公明が訴える政治とカネの問題の落としどころを探るのはもちろん、手ぶらで行くわけにはいかないでしょう。首相にならなければ何も始まらないので、高市氏も必死ですよ」(永田町関係者)。
正念場となりそうだ。

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