「楽しく遊んでもらいたかったのに…」タカラトミー社長から届いた「ごめんなさい」の手紙に16万人が感動「これぞ子どもど真ん中」

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2歳になる息子さんのお誕生日プレゼントとして、タカラトミー「トミカ」の製品を購入した、すえっこ@趣味人(しゅみんちゅ)(@Suekko_symnc)さん。
【写真】「タカラトミー」社長から子どもに届いたお詫びの手紙
ところが商品到着後、思わぬことが起きたという。
「タカラトミー、一生ついて行くやで…。むちゅこ(息子)の誕プレに選んだやつが、誕生日1週間前に自主回収品に。すぐさまお山のやつ買い直して、返送してってバタバタしたけど、山、毎日遊んでるし、プラレール(トミカなんだけど)遊ぼ?ってお誘いしてくるし、この手紙見て信頼しかない。推す」
そんなつぶやきと共にすえっこ@趣味人さんがX(旧Twitter)に投稿したのは、タカラトミーから届いた、ユーザーである子どもたちに宛てた手紙の画像。
すえっこ@趣味人さんが息子さんの誕生日プレゼントとして購入したものの、自主回収となった製品は、トミカ「グランドモールトミカビル」。
回収となった理由について、「楽(たの)しく遊(あそ)んでほしかったのに、ごめんなさい」と、子どもたちに語りかけるような文章で綴られた手紙をよく見ると、文末に記されていたのは、株式会社タカラトミーの代表取締役社長、富山彰夫氏の名前。
当該製品で怪我をしたお子さんと、おもちゃを返品することになった子どもたちへの真摯な謝罪の言葉に、驚きと感動の声が殺到した。
「こんなん届いたら感動で泣く」
「子ども相手でもちゃんと説明する姿勢、本当に素敵ですね」
「起きてしまったことは残念ですが、きちんと対応して子どもの心に寄り添ってもらえることはありがたいと思います」
「親の言葉では伝わらなくてグズグズされちゃう時もあるから、こうしてお手紙くれるの嬉しいですね」
「楽しく遊んでもらいたかったのにという一文が、なんかすごい!男の子いないのに、推せる!」
「手紙の内容と、差出人の代表取締役社長の表記のギャップが萌えます」
「泣けてくる。これぞ、子どもど真ん中。子どもど真ん中を学んでこい!と、どっかの誰かさんたちに言ってやりたい」
「タカラトミーのマーケ力が全部詰まってる」
「タカラトミーの株、売らずに持っておくことに決めました」
多くの反響に対して、「親に対してすみませんでした!ってしてくれることはまぁ、そこそこあるんですが、当事者が子どもであること、子どもにも対応してくださることにとても感激しました…」と、投稿していたすえっこ@趣味人さん。
詳しくお話を聞いたところ、保護者宛の手紙の文中に、お子様宛の手紙を同封したことが記されていたそうだ。
「文章は子どもでもわかりやすく、喜んでほしかったという思いが綴られていて胸が熱くなりました。息子がもう少し大きくなって字が読めるようになったら、このおもちゃはこんなことがあってうちに来たんだよ、その時にこんなことがあったんだよと、バックグラウンドを話しながら一緒に読みたいなと思います」(すえっこ@趣味人さん)
1796万回以上表示され、16万5千以上のいいねがついた今回の投稿に対する反響の中でも、「特に印象的だったのが、20年前に同様の回収対応をしてもらったいう、当時子ども側だったユーザーさんの多さでした」と、すえっこ@趣味人さん。
「中には当時のお手紙を持ってる方もいらして、20年以上変わらず、ユーザーである子どもたちにきちんと向き合ってきた会社であることに驚いています。例に漏れず我が子もトミカ、プラレールの虜なのですが、今回の対応や皆様の反応を受けて、これからもタカラトミーの製品で遊ばせたいなと強く感じました。
正直なところ、グランドモールトミカビルは、親の私も遊ぶのを楽しみにしていた製品だったので残念ではありましたが、子どもたちの安全を第一に考え、また早急に対応して下さったタカラトミーの皆様には感謝しかありません。これからもいちユーザーとして目一杯、推していきたいと思います」(すえっこ@趣味人さん)
なお、すえっこ@趣味人さんが買い直した「お山のやつ」とは、トミカの「ツインコースやまみちドライブ」。
予定していた製品とは異なるが、息子さんは大喜びで遊んでいるそうだ。
※お怪我をされたお子様と保護者の方には、心よりお見舞い申し上げます。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・はやかわ リュウ)

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