【総裁選】「小泉進次郎 vs 林芳正」決選投票なら大波乱の可能性アリ カギ握る狡肱鍬瓩燭舛侶菽

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

自民党総裁選(10月4日投開票)は最終ウイークに突入。トップを走る小泉進次郎農水相がステマ問題に揺れ、追走している高市早苗前経済安保相、林芳正官房長官が激しい2位争いを繰り広げている。最後の最後は長老陣らの駆け引きの雲行きとなってきた。
総裁選は1回目の投票で議員票295票、党員・党友票295票で、過半数に達する候補がいなかった場合は上位2人による決選投票で、議員票295票、地方票47票で多かった者が新総裁となる。党員・党友票は郵送で3日までに必着となるために、郵便事情を考慮すると30日が事実上の締め切りとされている。
「各候補が全国を視察していたのは、党員・党友への支持拡大の側面が大きかったが、それも今月中で終わり。各メディアが小泉陣営のステマ問題を報じたが、少なくとも党員・党友票への影響はここまで。これからの焦点はやはり議員票の取り込みになる。カギを握るのは最終的に派閥で、麻生派以外は解散したとはいえ、旧派閥単位での動きが活発になっている」(党関係者)
各情勢調査によれば、小泉氏と高市氏の決選投票の公算だが、林氏が党員・党友票、議員票ともに猛追しており、高市氏を追い抜く可能性がある。
「小泉氏と高市氏の決選投票なら小泉氏優勢は変わらないが、小泉氏と林氏だと、決選投票に進めなくなる高市、茂木(敏充)、小林(鷹之)の3陣営の票がどこに回るか。林氏の安定感が買われ、逆転の可能性もささやかれています。一方で、麻生氏は旧敵の古賀誠元幹事長がバックにいる林氏には乗らないとみられ、やはり小泉氏が堅いとの見方もある」(前同)
昨年の総裁選決選投票は石破茂氏が215票、高市氏が194票でその差はわずか21票だった。旧派閥やグループはいずれも30~50人で、長老たちの決断が明暗を分けることになる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。