《目撃者が明かす一部始終》「後ろめたいことがある人の行動に見えた」前橋・女性市長の“ラブホ通い詰め”目撃談、市議会は「辞職勧告」「続投へのエール」で分断も

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部下である市役所幹部の既婚男性X氏と複数回ラブホテルを利用していたことが発覚した騒動。群馬県前橋市の小川晶市長(42)は9月24日夜に緊急会見を開き、「男女の関係はないが、誤解を招く軽率な行動だった」と陳謝した。特定の職員とホテルに行ったことを事実と認めつつも、あくまで仕事などの相談をするためだったと説明している。
【写真】「帽子を目深にかぶって周囲をキョロキョロ」小川市長の“後ろめたそうな様子”、利用したラブホは「ベッドの下から妖しげな緑のネオン」
今回の小川市長の”ラブホ通い詰め”が発覚したきっかけは、また別の不倫疑惑だった。市の関係者・Aさんが振り返る。
「私の知人女性が夫であるB氏の不倫を疑い、彼女と友人たちとでご主人の行動を確認しはじめたんです。すると彼女のご主人が頻繁に会っていたのは小川市長でした。B氏は仕事関係で市長とも接点があったようです。そこで、市長の行動も合わせて確認してみようとなりました」
AさんらがB氏および小川市長を追ったところ、結局、バーの個室で食事をしているところを確認したのみで、直接的な不貞行為は認められなかったという。しかし、その中で小川市長とX氏が頻繁に会っていることに気づいたというわけだ。
小川市長は記者会見などで、「男女の関係はない」ということを主張している。しかし市長を追っていたAさんらは、「後ろめたいことがない人がする行動には見えなかった」と振り返る。
「市長とX氏は、会う際にとても警戒しているように見えました。例えば車から降りるとき、まずは運転席から一人で降りたX氏が周囲を確認する。別の車が近くを通ったりするだけで、市長は車から出てきません。異常がないことを確認した後、X氏は後部座席にまわり、扉を開ける。すると帽子を目深に被った市長がかがむようにして出てくるんです。
また、2人で移動する時はほとんどがX氏の車でしたが、市長は助手席ではなく、常に後部座席に乗っていました」
確かに記者が市長の様子を取材している際も、薄暗い路地で急に振り返ったり、一度歩いた道を戻ったりとかなり周囲を警戒しているように見えた。
市長はラブホを利用した理由について「人目につかないため」とも語っていたが、「仕事の相談や打ち合わせ」をそれほど隠したかった理由は何なのか──。
Aさんは、問題発覚後の小川市長の姿勢にも疑問を感じているという。
「Xさんに責任をなすりつけているように見えてしまうんです。そもそも立場は市長の方が上ですし、取材で答えているようにX氏からラブホの利用を提案されたとしても断れたはずよねって」
群馬県の山本一太知事は「言い訳として見苦しい」「脇が甘すぎる」と小川氏を痛烈に批判しており、これを”事実上の辞職勧告”と報じるメディアもある。
「26日の市議会閉会後、小川市長はマスコミや傍聴者を退出させ、議員らに今回の事案について短く説明しています。『今後も責任を持って進んでいきたい』などと話していて、本人は辞任する気はないようでした。議会の各会派は29日に市長へ今回の問題に対する申し入れをすることになっていますが、辞職勧告をする会派も出てくるのでないでしょうか」(市政関係者)
一方で、「引き続き市政を担ってほしい」と語る市議もいる。
「市長は子育て政策に力を入れていて、小中学校の給食費無償化を実現し、今年中には小学校のエアコン導入も実現させようとしています。県内の自治体で初となるこども基本条例にいち早く手をつけていて、ワークショップを開催して高校生に条例案を作ってもらい、実現に動いていました。高校生に条例を作ってもらう事からもわかるように、市民目線を大切にする方なんです。今回の報道は残念ですが、引き続き頑張っていただきたい」
市政が混乱するなか、小川市長はどのような決断をするのか。注目が集まっている。

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