連日20万人超…閉幕目前“駆け込み万博” 入場できない“死に券”問題…救済措置で争奪戦も【バンキシャ!】

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閉幕まで約2週間となった大阪・関西万博で、チケットを持っていても入場日時の「予約枠」が埋まっていて入場できないという、いわゆる“死に券”が問題に。対策として1日数百枚を当日券と交換する措置により、“駆け込み”をかけた争奪戦が始まりました。【真相報道バンキシャ!】27日、午前2時過ぎ。バンキシャ!「人かな?人がいますね」「シートを敷いている人、地べたに座っていますね」ここは、大阪・関西万博の会場に続く道。こちらの親子は、前日の午後10時から並んでいるという。

午後10時から並ぶ 父「装備なめとったから、カッパ買いに行った。寒くて寒くて」小学6年生 息子「寒くてカッパ着ている」チケットは持っているものの、このままだと開場しても中に入れないという。父「ネットで予約。2日間くらい」午後10時から並ぶ 母「寝ずにやってだめだったんです。満員ですね」なぜ並んでいるのか…。そもそも万博に入場できるチケットには主に、日時が指定されているものとされていないものがある。日時が指定されたチケットはそのまま会場に入れるが、指定されていないチケットで万博に行く場合、インターネットで予約が必要だ。予約が取れれば入れるが、いま、閉幕前で駆け込む人が多く、満員で予約が取れない事態に…。チケットがあるのに会場に入れない、いわゆる「死に券」になってしまっているのだ。この親子が持っていたのは「死に券」となっているチケット。母「不満はいっぱいある。予約取れないのもおかしいし、行きたくてもいけない人がいっぱいいるじゃないですか」その救済措置として万博協会は、1日数百枚を先着順で当日券と交換すると発表した。親子は、その当日券に交換するため並んでいた。小学6年生 息子「遅くに来て、入られへんかったら最悪や」母「ミャクミャクに会いたい」閉幕まで約2週間。来場者の駆け込みで連日20万人以上が訪れる万博。「死に券」を当日券に交換することができるのか。バンキシャ!は、手にすることができた人…“死に券”交換に来た 石飛さん「やっととれたね」一方、涙をのんだ人を取材した。「もっと早めに計画を立てていれば…」27日、午前3時頃。バンキシャ!が出会ったのは、会社の元同僚2人とやって来た、石飛さん。バンキシャ!「どちらから」石飛さん「島根県です」仕事終わりに車で4時間かけて、やって来たという。石飛さんが持っていたのは、予約ができない状態のチケット、いわゆる「死に券」。「あー、ここなんだ」先着で当日券に交換できることを知り、急遽、島根からかけつけた。確実に当日券を手に入れるため、会場前で一夜を明かした。午前4時半前。バンキシャ!が並んでいる人を数えてみると、入場できるチケットを持っている人を含めて174人が並んでいた。そして、日の出の時間。午前5時40分頃、万博会場に向かう電車の中は、身動きがとれないほど大勢の人。「押さないでください、押さないで」誘導され、会場へと向かっていた。そして、午前8時50分。チケットを持った人々が、われ先にと会場に入っていく。バンキシャ!「一斉にパビリオンの方に走っていきます」「ミャクミャクですか?」来場者「ミャクミャクです。イエーイ!」一方、会場の外には、「死に券」を持ったまま当日券との交換を待っている人たちが。午前10時半になると…バンキシャ!「チケット引換所に案内が始まりました」出てきたのは、前日から徹夜で並んでいた親子。“死に券”交換に来た 親子「やっと手に入れた」「死に券」を正午から入場可能な当日券に交換できていた。同僚だった2人とやって来た石飛さんは、果たして…。“死に券”交換に来た 石飛さん「やっと取れた」並び続けて約7時間半。無事、当日券をゲットした。早速、向かったのはフランス館。しかし…石飛さん「1時間10分並んでいる」「あと1時間」中に入っても、また並ぶことに。「目の前なんですけどなんか」「午前3時からずっと並びっぱなし」閉幕前の“駆け込み”で連日20万人以上が訪れている万博。石飛さん「SNSで(万博のことが)流れてくるので『やっぱり行かないと』という気持ちになってしまって。駆け込みという皆さんの気持ちが分かる」並ぶこと2時間、ようやく中へ。念願のパビリオンを楽しむ。その後も会場内を巡り、夜の花火までしっかり堪能した。「うわーきれい」一方、惜しくもチケットを交換できなかった人も。“死に券”を交換できず 佐藤さん「今日はもう交換の枚数が既定に達していたということで、交換できなかった」香川県からやってきたという佐藤さん。1泊2日で万博を楽しむ予定だった。佐藤さん「前の(大阪)万博は生まれる前でしたので、やっぱり一生に一度の思い出になるかな」保育士の仕事が忙しく、すぐに日程を決めることができないまま、持っていたチケットが「死に券」に。当日券に交換しようと大阪にやって来たが、会場に到着したのは午前11時頃。すでにチケットはなくなってしまっていた。バンキシャ!「この後って、どうされるんですか」佐藤さん「海遊館に行ってみてもいいかな」万博会場を離れ、世界最大級の水族館、海遊館へ。バンキシャ!「お目当ては」佐藤さん「海遊館といえばジンベエザメ」バンキシャ!「楽しんでください」1時間半後…。“死に券”を交換できず 佐藤さん「(万博会場に)入れないことが分かった時はすごくショックだったんですけど、すごく癒やされました」「ざっと180枚くらい激写しました」ジンベエザメをカメラにおさめ、お土産も購入。水族館を満喫した。次に向かったのは…なぜか、万博会場の近く。なぜ、また万博へ?佐藤さん「下見に行ってみたいと思います」次の日、チケットの交換にリベンジするという。バンキシャ!「今日はだめでリベンジ」佐藤さん「2日分楽しみたい」早朝から並ぶことを想定し、会場への行き方を確認していた、その時。バンキシャ!「ちょうど花火が」万博会場から花火が上がった。佐藤さん「ムービー撮らせてもらおう」「死に券」を当日券に交換できるのは、先着で1日数百枚。10月12日まで対応するという。(9月28日放送『真相報道バンキシャ!』より)
閉幕まで約2週間となった大阪・関西万博で、チケットを持っていても入場日時の「予約枠」が埋まっていて入場できないという、いわゆる“死に券”が問題に。対策として1日数百枚を当日券と交換する措置により、“駆け込み”をかけた争奪戦が始まりました。【真相報道バンキシャ!】
27日、午前2時過ぎ。
バンキシャ!「人かな?人がいますね」
「シートを敷いている人、地べたに座っていますね」
ここは、大阪・関西万博の会場に続く道。こちらの親子は、前日の午後10時から並んでいるという。
午後10時から並ぶ 父「装備なめとったから、カッパ買いに行った。寒くて寒くて」
小学6年生 息子「寒くてカッパ着ている」
チケットは持っているものの、このままだと開場しても中に入れないという。
父「ネットで予約。2日間くらい」
午後10時から並ぶ 母「寝ずにやってだめだったんです。満員ですね」
なぜ並んでいるのか…。
そもそも万博に入場できるチケットには主に、日時が指定されているものとされていないものがある。
日時が指定されたチケットはそのまま会場に入れるが、指定されていないチケットで万博に行く場合、インターネットで予約が必要だ。
予約が取れれば入れるが、いま、閉幕前で駆け込む人が多く、満員で予約が取れない事態に…。
チケットがあるのに会場に入れない、いわゆる「死に券」になってしまっているのだ。
この親子が持っていたのは「死に券」となっているチケット。
母「不満はいっぱいある。予約取れないのもおかしいし、行きたくてもいけない人がいっぱいいるじゃないですか」
その救済措置として万博協会は、1日数百枚を先着順で当日券と交換すると発表した。
親子は、その当日券に交換するため並んでいた。
小学6年生 息子「遅くに来て、入られへんかったら最悪や」
母「ミャクミャクに会いたい」
閉幕まで約2週間。来場者の駆け込みで連日20万人以上が訪れる万博。「死に券」を当日券に交換することができるのか。
バンキシャ!は、手にすることができた人…
“死に券”交換に来た 石飛さん「やっととれたね」
一方、涙をのんだ人を取材した。
「もっと早めに計画を立てていれば…」
27日、午前3時頃。バンキシャ!が出会ったのは、会社の元同僚2人とやって来た、石飛さん。
バンキシャ!「どちらから」
石飛さん「島根県です」
仕事終わりに車で4時間かけて、やって来たという。石飛さんが持っていたのは、予約ができない状態のチケット、いわゆる「死に券」。
「あー、ここなんだ」
先着で当日券に交換できることを知り、急遽、島根からかけつけた。確実に当日券を手に入れるため、会場前で一夜を明かした。
午前4時半前。バンキシャ!が並んでいる人を数えてみると、入場できるチケットを持っている人を含めて174人が並んでいた。
そして、日の出の時間。午前5時40分頃、万博会場に向かう電車の中は、身動きがとれないほど大勢の人。
「押さないでください、押さないで」
誘導され、会場へと向かっていた。
そして、午前8時50分。チケットを持った人々が、われ先にと会場に入っていく。
バンキシャ!「一斉にパビリオンの方に走っていきます」
「ミャクミャクですか?」
来場者「ミャクミャクです。イエーイ!」
一方、会場の外には、「死に券」を持ったまま当日券との交換を待っている人たちが。午前10時半になると…
バンキシャ!「チケット引換所に案内が始まりました」
出てきたのは、前日から徹夜で並んでいた親子。
“死に券”交換に来た 親子「やっと手に入れた」
「死に券」を正午から入場可能な当日券に交換できていた。
同僚だった2人とやって来た石飛さんは、果たして…。
“死に券”交換に来た 石飛さん「やっと取れた」
並び続けて約7時間半。無事、当日券をゲットした。
早速、向かったのはフランス館。しかし…
石飛さん「1時間10分並んでいる」
「あと1時間」
中に入っても、また並ぶことに。
「目の前なんですけどなんか」
「午前3時からずっと並びっぱなし」
閉幕前の“駆け込み”で連日20万人以上が訪れている万博。
石飛さん「SNSで(万博のことが)流れてくるので『やっぱり行かないと』という気持ちになってしまって。駆け込みという皆さんの気持ちが分かる」
並ぶこと2時間、ようやく中へ。念願のパビリオンを楽しむ。その後も会場内を巡り、夜の花火までしっかり堪能した。
「うわーきれい」
一方、惜しくもチケットを交換できなかった人も。
“死に券”を交換できず 佐藤さん「今日はもう交換の枚数が既定に達していたということで、交換できなかった」
香川県からやってきたという佐藤さん。1泊2日で万博を楽しむ予定だった。
佐藤さん「前の(大阪)万博は生まれる前でしたので、やっぱり一生に一度の思い出になるかな」
保育士の仕事が忙しく、すぐに日程を決めることができないまま、持っていたチケットが「死に券」に。
当日券に交換しようと大阪にやって来たが、会場に到着したのは午前11時頃。すでにチケットはなくなってしまっていた。
バンキシャ!「この後って、どうされるんですか」
佐藤さん「海遊館に行ってみてもいいかな」
万博会場を離れ、世界最大級の水族館、海遊館へ。
バンキシャ!「お目当ては」
佐藤さん「海遊館といえばジンベエザメ」
バンキシャ!「楽しんでください」
1時間半後…。
“死に券”を交換できず 佐藤さん「(万博会場に)入れないことが分かった時はすごくショックだったんですけど、すごく癒やされました」
「ざっと180枚くらい激写しました」
ジンベエザメをカメラにおさめ、お土産も購入。水族館を満喫した。
次に向かったのは…なぜか、万博会場の近く。なぜ、また万博へ?
佐藤さん「下見に行ってみたいと思います」
次の日、チケットの交換にリベンジするという。
バンキシャ!「今日はだめでリベンジ」
佐藤さん「2日分楽しみたい」
早朝から並ぶことを想定し、会場への行き方を確認していた、その時。
バンキシャ!「ちょうど花火が」
万博会場から花火が上がった。
佐藤さん「ムービー撮らせてもらおう」
「死に券」を当日券に交換できるのは、先着で1日数百枚。10月12日まで対応するという。

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