草津町の性被害虚偽告発、元町議の女性に有罪判決 「6年間よく闘えた」黒岩町長が声明【全文掲載】

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群馬県の草津町長と肉体関係を持ったと虚偽の告発をしたとして、名誉毀損と虚偽告訴の罪に問われた元草津町議の新井祥子被告人に対し、前橋地裁が9月29日、懲役2年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。
判決後、草津町の黒岩信忠町長(78)は群馬県庁の記者室で記者会見を開き、「我ながら6年間よく闘ってこられた」と話した。黒岩町長が会見で読み上げた声明文を全文掲載する。
本日、前橋地方裁判所は、新井祥子・元草津町議会議員に対し、懲役2年、執行猶予5年の判決を下しました。虚偽告訴罪と名誉毀損罪の併合罪で起訴された稀な事件で、極めて悪質かつ反省の姿勢もないとして、厳しい刑が言い渡されました。
第一、事件の経緯と真相について
新井祥子・元草津町議員(以下「新井被告人」という)は、2019年11月11日、電子書籍により100%ウソで固めた告白文を全世界に発信しました。
事件とされるのが2015年1月8日の午前10時。新井被告人は、「町長室で黒岩町長と肉体関係をもちました」と、衝撃的な文章を電子書籍に書き込み、さらに私(新井被告人)以外にも多数の性被害者がいるとウソを拡散したのです。
この冤罪事件、私に0.1%でも非があったなら反省をしますが、微塵もありません。まさに、テロもしくは通り魔事件と同じです。
2015年当時、新井被告人は草津町議会議員であり公選による公務員です。町長も公選による公務員です。その公務員同士が町長の公務室で公務時間内に性交渉したとすれば即刻、辞任すべき重大事件です。
私は隠すことなく、また放置することなく議会で取り上げ、新井被告人を追及しましたが、逃げてまともに答えませんでした。
世界を騒がせた冤罪事件は、草津町長黒岩信忠の失脚を狙ったものです。外国ではある話ですが、日本で、まして現職草津町議が町長の失脚をたくらむなど思いもよらず、事件を知ったとき、「えっ、何の話?冗談だろう」と声を上げてしまいました。
新井被告人は、外国特派員協会に出向き、「黒岩町長から性被害を受けたのは事実です」と平然とウソをつき、悲劇のヒロインを演出し、スター気取りでいました。また性被害を救済する集会に参加して性被害の撲滅まで訴えていたのです。
全世界に配信されたことにより、アメリカの主要メディア、イギリス、ドイツ、台湾、フランスなどで大きく取り上げられ、日本国には常習的に性暴力を繰り返す政治家がいるとされ、野蛮国家のレッテルがはられました。
極めて悪質な事件の結末は、新井被告人が隠し持っていたボイスレコーダーの記録によって全ての真実が明らかになりました。性被害を受けた形跡は全くなかったのです。
新井被告人は町長室へ入る前から、ボイスレコーダーのスイッチを入れ、歩くたびにすごい衣ずれ音が入り、町長室の応接セットに座ると衣ずれ音は止まっています。
新井被告人は、町長にレイプされたのはウソだったが、後ろから押し倒されスカートをめくり上げ、下着を降ろされ〇〇に〇〇を押し付けた、に変遷して、不同意わいせつ罪の公訴時効の1年前に黒岩信忠を告訴してきました。
前橋地検は4日で不同意わいせつ罪を不起訴にして、新井被告人への捜索令状を取り、パソコンを押収、解析をしたそうです。消去された音声をハードディスクで復元したところ、性被害を受けた音声など全くなく、前橋地検の検事は「単なる雑談である」と説明してくれました。
この事実に基づき、新井祥子を「名誉毀損罪」及び「虚偽告訴罪」の併合罪で起訴すると検事から告げられました。長野原警察及び前橋地検の真実を追求した捜査に感謝したいと思います。

新井被告人は、ウソがバレているのに関わらず、いまだに太ももや胸を触られたと主張しています。もし触ったとしたらすごい音が記録されるはずですが、音声は全く普通の会話が続くだけです。
町長室を出るとき、「町長、今日はありがとうございました」と普通にお礼を述べ、車に乗り込みドアを閉め、「あぁ疲れた」との声で録音が終わっています。
第二、新井被告人、リコール(解職請求)の正当性について述べます。
新井被告人は、ウソの情報を拡散し続けて、町長及び議会、さらに草津町民の尊厳に関わることまで言うようになり、このまま放置すると草津町の信用失墜になるとして、リコール(議員解職請求)運動が起きたのです。
リコール請求代表者19名、受任者141名、合計160名の方々がリコールに必要な署名活動をしていただきました。この他にもお手伝いをいただいた方が多数おります。
わずか2週間で3,335人の署名が集まり、選挙による投票が行われましたが、解職に賛成票2750票、反対票208票で、圧倒的多数でリコールが成立しました。
有効投票数の92%が新井被告人に「議員の資格はない」を突きつけたことになります。
第三、SNS等による誹謗中傷について
新井被告人へのリコールが成立すると、フェミニストたちは裁判中にも関わらず新井被告人をリコールで解職する行為を許さないと猛烈な抗議をしてきました。
SNS等で「レイプの町くさつ」、「セカンドレイプの町くさつ」のバッシングを受け、さらに、草津温泉に行かないキャンペーンがはられ、ハッシュタグ等の書き込みは当時65万件に及びました。
湯畑では新井被告人が中心に立ち、抗議のフラワーデモが行われ、役場周辺では町長出てこい、町長やめろと街宣をかけられ、さらに、リコールに賛成した者は「暴力団の拳銃で撃ち殺す」などの脅迫メールが届きました。
群馬県警は武装した警察官を役場周辺に配備する異常な事態になり、草津小中学校、ベルツ子ども園が臨時休校、休園となりました。
高崎経済大学の教授は、法が想定してないリコールと草津町民を揶揄するコメントをしていましたが、浅はかで、リコールされそうになったら裁判を起こせば免れることになります。裁判は司法制度、リコールは地方自治法及び公職選挙法(一部適用)の手続きであり、一緒にすることが間違いです。
この裁判は新井被告人が訴えたのではなく、私、黒岩が刑事、民事の提訴をおこなったものです。もし、新井被告人が自ら裁判を起こしたならば、我々、議会、町長、町民はリコールをしませんでした。
性被害を受けたと言いながら、警察に訴えることなく、群馬県性暴力サポートセンターに相談することもありませんでした。一方的に性被害を受けたとして世界にウソを拡散する町議会議員を放置することなどできません。
フェミニスト達は、民事および刑事裁判で新井被告人のウソがバレると、さすがにスルーすることができず、東京大学名誉教授の上野千鶴子氏、参議院議員に立候補した井戸正枝氏らが謝罪をしてまいりました。
国民民主党の玉木代表は、公認した候補者の言動により、黒岩町長と草津町に大変ご迷惑をかけました、党首としてお詫び申し上げますと、謝罪の電話をくれました。
また、10月15日には、「レイプの町くさつ」、「セカンドレイプの町くさつ」と草津町を攻撃した「スプリング」当時代表の山本潤氏らが草津町に謝罪に来ます。
事件から6年、ようやく、世界に拡散された忌まわしい冤罪事件は、民事訴訟および刑事訴訟の判決を受け、終焉を迎えることになります。
事件当初から町長黒岩を信じ、支援していただいたみなさま、草津町の不名誉を晴らすため行動をしていただいた町民のみなさま、心よりお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

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