みなさんのなかには、就寝前ついスマホを操作してしまうという人も多いのではないでしょうか。味の素株式会社(東京都中央区)が実施した「この夏の睡眠状況」に関する調査によると、約2人に1人が日中のストレスでつい夜更かしをしてしまう、いわゆる「リベンジ夜更かし」をしていることがわかりました。
【グラフ】日中のストレスでつい夜更かしをしてしまう「リベンジ夜更かし」の経験がある人はどのくらいいる?
調査は、全国の働く30~50代の男女1017人を対象として、2025年8月にインターネットで実施されました。
調査の結果、「今夏は心身を休めてリフレッシュできていない」と答えた人は46.3%となり、その理由として、「仕事のプレッシャーやストレス」(35.3%)、「物価高による経済的な不安やストレス」(34.8%)が多く挙げられました。
さらに、物価高などの影響を受け、「旅行や外出などを控えたり、回数や距離を減らした」という人も53.9%と半数を超えています。
続けて、日中のストレスでつい夜更かしをしてしまう、いわゆる「リベンジ夜更かし」について聞いたところ、「この夏にリベンジ夜更かしを行ったことがある」と答えた人は51.7%という結果になりました。
そこで、「就寝前にスマホを操作する時間」を尋ねたところ、「1時間未満」との回答が67.4%と約7割を占め、その理由として、「自分だけの自由時間を感じたい」(40.6%)や「1日のストレスリセット」(20.3%)という回答が挙げられました。
最後に、「今年の夏の夜の寝付き」について聞いたところ、「例年よりも寝付きの悪さを感じる」(18.1%)と答えた人が2割近くを占めました。
また、「寝付きの悪さを感じる」(48.5%)と答えた人のうち、75.3%が「仕方がない」と答えており、あきらめさえも感じている厳しい実態が明らかとなりました。