相模原の下水管50メートル破損、12万人に影響か 東京電力のシールド工事で接触 復旧めど立たず

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神奈川県は3日、相模原市中央区上溝の下水管(内径1・8メートル)が、東京電力パワーグリッド(東京)のシールド工事により破損したと発表した。破損は長さ約50メートル、幅約1メートルにわたっており、同市中央区と緑区の一部に住む約12万人の下水に影響する可能性がある。
県や同社によると、破損したのは県道の地下約12メートルを通る県管理の流域下水道の下水管。県が1、2日にカメラで管の内部を調査したところ、シールド工事によって管の上部がえぐられ、破損しているのが確認された。復旧のめどは立っていないという。
同社は同市中央区で、電気ケーブルを地中に埋設するための管路設置工事に2022年から着手。シールド工事を進める中で作業員が8月28日に異臭に気づき、下水管との接触の可能性を認知し、同29日に県に報告した。

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