ED初期症状「5つの原因」を判定せよ…男性の7割が経験する“ムスコの不調”は疲労や刺激不足だけが理由ではなかった!

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「バナナ先生」こと窪田徹矢医師
脳は興奮しているはずなのに、行為の途中で“ムスコ”がふにゃふにゃに――。
本誌がおこなった男性50人へのアンケート調査では、7割以上が経験したことがあるという“中折れ”。
じつは今、この“中折れ患者”が急増しているという。
「コロナ禍になってから、相談される方が増えた印象です。生活スタイルが変化したことが原因でしょうね」
と語るのは、“バナナ先生”の愛称で、年間1万2千人以上にED治療をおこなう、「くぼたクリニック松戸五香」院長の窪田徹矢医師だ。
アンケートでは、中折れについてほとんどの男性がパートナーに相談することもなく、たんなる「疲労」や「刺激不足」が原因だと考えている。だが、中折れを甘く見るのは危険だという。
「中折れは、れっきとしたEDの初期症状。原因から目を背けて放置すると、本格的な勃起障害に陥る可能性があります。中折れの原因は、おもに5つに分類されます。自分の中折れの原因を知ったうえで、きちんと対策しましょう」
そこで本誌は、窪田医師への取材をもとにチャートを作成。自分自身の中折れの原因を突き止め、対策を講じよう。
「血流低下型の中折れは、もっともメジャーです。薬で治療できますが、運動不足やメタボなど、生活習慣や体質を改善することで克服できます」
見逃されがちなのは、男性の更年期障害だ。
「中折れ以外に、心身の不調がある場合は疑ってみるべきです。男性ホルモンを補充することで改善できますが、ホルモン量を検査することが必須。まずは受診してください」
バイアグラのような治療薬以外にも、EDを克服する方法は、日々進化している。
「心臓病などの持病があり、ED治療薬を服用できない方は、ビガーという陰圧式の勃起補助具があります。高額ですが、衝撃波を与える方法や、細胞を再生させる注射を打つ治療もあります。楽しい性生活を諦めないでくださいね」
気分もムスコも上を向いていこう!
取材/文・吉澤恵理(医療ジャーナリスト)

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