「峯岸容疑者は“神”だと思った」ねずみ講“みんなのたまご倶楽部”1万人超の会員を集める巧妙な手口

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「たまごを買えば毎月配当金が得られる」などとうたい、ねずみ講を運営したとして逮捕された男。1万人を超える会員を集めた勧誘の巧妙な手口が見えてきました。
「みんなのたまご倶楽部」代表峯岸正治容疑者(おととい)「(Q.ねずみ講していたんですか?)頑張ってきます」
連行される際、カメラに向かって「頑張ってくる」と語った「みんなのたまご倶楽部」代表、峯岸正治容疑者(59)。けさ、カメラをまっすぐに見据えながら「ねずみ講」を運営した疑いで送検されました。
「みんなのたまご倶楽部」代表峯岸正治容疑者(先月25日)「安心して待っていてください。大化けします。GoogleやAppleと同じような会社になってみせます」
逮捕直前、こう語っていた峯岸容疑者は、およそ8か月の間に全国47都道府県の1万1千人ほどからおよそ3億円を集めていたとみられます。その手口が「セミナー」です。
「みんなのたまご倶楽部」代表峯岸正治容疑者(先月28日)「毎月(配当金が)欲しい人?これが事実なんですよ。毎月欲しいのよ、おじいちゃんおばあちゃんたちは。政治家は何かしているか。岸田が何かしているか。いよいよ面白くなったよね。そういうことも録音してくださいと何度も言ってるよ」
「年金に代わるシステムだ」などと捲し立て、勧誘していました。運営の手伝いをしていた男性は「峯岸容疑者に心酔していた」と“ねずみ講”の恐ろしさを語ります。
運営の手伝いをしていた元会員「峯岸容疑者の言うことは全て信じていた。私は6月まで神様だと思ってお仕えしてきた。(Q.何に惹かれた?)やっぱり考え方。天才的に物事を考え出す」
さらに、“見せ金”を使って射幸心を煽っていたとも明かしました。
運営の手伝いをしていた元会員「紙袋に“うん千万円”入れてきて、みんなにお金を持たせて1人ずつ写真を撮らせていた」
峯岸容疑者はこうした手口で集めた3億円のうち、およそ8000万円を私的に使っていたとみられ、警視庁は“ねずみ講”の実態解明を進めています。

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