「殺し屋を知らないか」事件の5か月前、男が同僚に話す…同じ月に女性と養子縁組

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大阪府高槻市の会社員高井直子さん(当時54歳)が昨年7月、自宅の浴槽で溺死した事件で、養子の無職高井凜容疑者(28)(殺人容疑などで再逮捕)が昨年2月頃、当時勤めていた保険代理店の同僚に「殺し屋を知らないか」と話していたことが捜査関係者への取材でわかった。
同月には直子さんと養子縁組しており、府警は少なくとも事件の約5か月前には計画していたとみている。
捜査関係者らによると、高井容疑者は2018年11月から外資系の大手生命保険会社で高給を稼いでいたが、顧客との契約トラブルを起こして20年6月に退職。同年秋には、保険販売の資格を取り消された。
高井容疑者は昨年2月頃、当時勤務していた保険代理店の同僚らに「100万円を貸してほしい」と依頼していた。府警は資格取り消しをきっかけに金に困るようになったとみている。
さらに同時期、別の同僚には「知り合いに殺し屋がいれば紹介してほしい」と話していたという。驚いた同僚は上司に報告していた。高井容疑者が直子さんと養子縁組をしたのも昨年2月で、府警は、この頃から直子さんを殺害して保険金や財産を得るための準備を進めていたとみている。
直子さんの死後、直子さんの生命保険1億5000万円は支払われていないが、預貯金など約1億円が高井容疑者に相続されたという。

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