大阪維新の会“元大阪市議会議長”が統一教会信者になったワケ

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「(旧統一教会に)入ったのは大学2年ぐらいのときです。ミッションスクールにいたので、必修科目にキリスト教学というものがあったんです。話を聞くなかで、(旧統一教会の)聖書解釈というのが、私には一番しっくりきた」
そう語るのは、大阪維新の会に所属する大阪市議・大内啓治氏(71)。大内氏は関西学院大学卒業後、自民党議員の秘書になった。’99年に大阪市議に初当選し、’11年には大阪市議会議長も務めた。議員歴は20年を超える重鎮だ。
「才気あふれるタイプではありませんが、人当たりがよく、敵が少ない。市議ではありますが、維新草創期からのメンバーであり、松井一郎氏も信頼する議員の一人です。そんな大内さんが旧統一教会の信者だというのは、維新の関係者の間では知られた話です。ブログに教会系の催しの写真を載せるといったことはしませんが、『夫妻で非常に信心深い信徒』と言われています」(維新の会関係者)
大内氏を直撃すると、こう話した。
「(妻とは旧統一教会の合同結婚式で出会った?)はい、そうです。妻は私より4歳年上で、日本人です。山上(徹也)容疑者については、非常に頭がいいんだと思いますね。本来の目的は『ここ』なんだけど、安倍(晋三)さんを撃つことで、『ここ』にテロを起こしたのと同じ効果が生まれる」
大内氏は本誌の取材に「(旧統一教会とは)もう縁を切っています」と言う。前出・維新の会関係者が語る。
「党内ではいまだに『ガチ信者』という認識です。最近、政治と旧統一教会の問題がクローズアップされると、大内さんは急に『実は政治家になる前に脱会していた』『次の選挙で引退する』と言い始めたのです」
本誌の直撃に対しても、「日本と韓国は世界にとってのお父さんとお母さん」「共産主義という牋い子供瓩いる」など、いまだに旧統一教会の教義を信じているとしか思えない発言も飛び出した。
大内氏は「党には報告していない」と言う。しかし、政治と旧統一教会のズブズブな関係がこれだけ取り沙汰されているいま、きちんと説明責任を果たすべきではないか。
『FRIDAY』2022年9月2日号より

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